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提示して頂いた三題話で書いた作品

作者: あきたネル

 ちなみに私の三題話は

「大まかな出来事」

「使いたいワード」

「キャラの特徴」

とさせて貰っています。

「異世界のごたごたに巻き込まれながらも、楽しく過ごす」

「くらえ☆アンブレラ!!」

「武器傘のお調子者のマシンガントーク少年」

です。武器が傘で異世界でアンブレラ。。。

なかなか難しかった。。。

雨が降っている。

少年は学校から帰ろうとして外がどしゃ降りなのに気づいた。


「あー。やっぱり降ったか。でもちゃんとおいらは傘を持ってきてるもんね。」


今日の天気予報は降水確率90%。だが天気予報を観てない極一部の人は傘を忘れているようだった。それが男であれば無視するが、クラスでも可愛い女の子だとどうだろうか?答えはこれだ。


「おっっっと。傘を忘れたのかい?おいらは傘を置き傘と持ってきた傘があるから2本あるのさ。だから1本使っていいよ。お礼。そんなのいらないよ。うんうん。おいらは優しいからね」

「あ、ありがと。」


この少年。バカである。子供なら誰でも憧れる相合い傘のチャンスを自分から捨ててしまった。

相合い傘を断られてから思い出した風にすればいいものを態々先にもう1本あることを伝えてしまう。

その結果、いつもウザいけどいい人で終わってしまうのだ。


「はぁぁぁぁ。しまったぁぁぁ。ま。いいことはそのうちあるさ」


気づいたようだ。だがポジティブに次に思考を向ける。

前向きなのはいいことだ。

少年は傘を開く。


「え。なにこれ。おわぁあぁあぁぁ」


傘を開いた瞬間に少年は不思議な光に包まれた。


「勇者様方お目覚めですか?」

「勇者?なにいってんの。バカなの?死ぬの?あれぇ、おいら死んだの?それになにその格好。コスプレにしてはダサすぎるよ」

「お、俺はたしか刺されたはずじゃ。。。」

「きゃぁぁぁ。トラックがぁぁぁ」

「目が覚めた。見知らぬ天井だ」


光が収まると見知らぬ場所にいた。辺りには強そうな騎士や

いかにもテンプレ転移した奴等がいたのだが

少年はとりあえず思ったことを口にした。

目の前にいた偉そうなおっさんは少年の反応に頬を引き吊らせている。他の3人組は未だに状況が掴めていないようだった。

さすがテンプレ転移者だ。

きっとニートと女子高校生とニートだろう。


「ささ、王様がお待ちですよ」


さすがは大人だ。少年の言葉を無視をしたようである。

そして召喚された4人組を無理矢理王様の元へ連れていった。


♞♞♞♞♞♘♘♘♘♘


分厚い扉が開かれ中に案内される。

謁見の間と言う奴だろう。


「ふむ。その方達が勇者か。見るからに頼りないのぉ」

「正真正銘の勇者でございます。」



王様と偉そうなおっさんが話をしている。

勇者4人は、案内される道中に異世界だと把握した。

みなが俺tueeeee 、ハーレム、逆ハーレム、領地持ち、

などに胸を膨らませているようだった。

少年。。。主人公なのにお前もか。



「お前達、顔をあげぃ」

「はっ」

「はっ」

「はっ」

「はっ」


王様が声が響く。勇者として召喚された4人は偉そうなおっさんに言われてた通りにひざまづき声をかけられると同時に顔を上げる。


「お前達には魔王を倒して貰いたい。」

「すみませ~ん。報酬は?それより現代に帰れるのですか?」

「元の世界へ返す術は現在失われておる。報酬は魔王を倒したころには術を復元してそち達を元の世界へ返そう」

「えっ?なにそれ。要するに無理矢理拐って便利な兵士に仕立て挙げた挙げ句に、お前達が勝てない相手に挑ませて勝てたらお金や領地を渡したくないから帰れってこと?ふざけんな‼この豚野郎が‼」



少年のマジギレ。少年は観光感覚でいたら、まさかの誘拐だったことに驚いたようだ。今更かよぉ。

大事なのは魔王が世界を滅ぼそうとしていることだと思うのだが。

さすが少年。主人公にあるまじき行為を平然と言う。

そこに痺れる憧れるぅぅぅぅぅ。



「な、この無礼者が‼」


ドスドスと豚王は少年に近寄ってくる。兵士を使えばいいものを

今まで人間から攻められたことはなく、この圧倒的な有利な状態が豚王の油断を招いた。


「あ。後ろにいる大臣が‼」

「ん?」


少年の前まで来た豚王はまんまと少年の口車に乗り後ろを振り向く。そこにはただ立っているだけの大臣がいる。

にやり。少年は転移したときから手に握られていた傘を素早く逆さに持つ。そう。子供ならではの残酷なスキルが発動した。


「お、おふぁ」

「ばーかばーか‼こいつの玉を潰されたくなかったらおいらをこの

城から出せ‼じゃねぇとお世継ぎができない体になるぜ?」


少年がした行動。それは後ろから下半身に傘の持ち手を滑り込ませて勢い良く引くという至極単純なスキルだ。

これを見ていた男達は心底少年に恐怖した。

ついでに下半身がきゅんっとなった。



♞♞♞♞♞♞♘♘♘♘♘♘


外に出た少年は森の中にいた。

街だと王様の命を狙った者として追っ手がしつこく逃げているうちに迷い込んだのだ。狙ったのは(たま)ではなく(ゴールデンボール)なのだが。

森にはファンタジーよろしくの魔物がいた。

魔物は腐った死体やゴーストなどのアンデット。

ここは死の森と言われる場所であった。

だからこそ少年は逃げ込めた場所だったのかも知れないが。


「はは。魔物相手に装備が布の服と傘だけ。辛すぎる」


そんな少年にタイミング良くグールAが現れた。


「ゾンビかよ‼ゾンビって言えばバイオ○ザードを思い出すな。はっ‼ここはまさかのアン○レラが極秘に研究をしているのか‼くらえ☆アンブレラ‼」


少年はゾンビに口撃した。

少年のマシンガン『トーク』


「お前達、元は人間なんだろ?なのになんでそんなちまちま歩いてあーとかうーとか言ってんの?魔物なんだから本当は知性あるよね??そんな演出いらないから‼バカだから‼もっと真面目に襲えや‼」

「あー。。。。いえ、そんなことは。真面目にやってます。」

「ふぁ‼?いやほら喋れんじゃん‼ぜってぇワザとだっただろ。なに?迷い込んだ人間を追い詰めて楽しい訳?そんな腐った根性捨てちまえ‼あ。そういやお前はもう体も腐ってたな」

「。。。すみません。だからもう勘弁してください。」


グールに会心の一撃‼効果は抜群だ‼

ゾンビと言えば銃。だが銃がないのでマシンガン『トーク』

正にダジャレである。


その後少年とグールは会話と言う名前の一方的な説教で、

人間が驚いたときにでる恐怖心がグールにとって最高のご馳走であることが判明した。そしていつしか少年はグールの親友となっており、グール達を率いて人間や魔王軍を襲う第3勢力として異世界に君臨するのであった。



その最中に

少年の口撃で逆上した奴等がまんまと罠に嵌まってグールの一員となったり

他の勇者達が俺tueeeee やハーレムをした後始末で少年の軍隊がグールだけではなく公爵令嬢や蟻や植物や魔族などの連合軍になったり

逆らった勇者の股間が使い物にならなくなったり


いろいろあったのは別のお話である。


これはお調子者の少年がマシンガントークと傘とアン○レラ製品のグールと共に楽しく過ごした異世界ライフ物語始まりである。

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― 新着の感想 ―
[良い点] なかなかに滑稽な話で笑ってしまいましたw 特に、みんなノリが軽ぎるw [気になる点] 読んでいてよくわからなかったところだけ。 〇「傘を開いた瞬間に少年は不思議な光に包まれた。」以降の登場…
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