014-大事な要件なら…どう伝える?
大事な要件は、どうやれば伝わるのだろう??
けっこうな社会問題です。
「ちょっと先輩。さっきの要件どうしたんですか!?」
「さっきの要件??ってなんだよ山田。」
「今朝メールした件ですよ!」
「知らねぇよ。大事な要件ならメールで済ますな。」
…大事な要件をメール一本で伝える者が増えた。
そりゃメールは大切なツールではあるが、そういつでも
確認できるものでもない。
本当に大切なことなら、メールの前後にちゃんと電話で
伝えろってんだ…。
「もしもし先輩。山田です。」
「おう山田か。悪いが今、手が離せないんだ。」
「大事な要件なんですけど…。」
「それなら事前に電話するって伝えとけよ。」
…人の都合を考えずに電話してくる者が増えた。
そりゃ電話は大切なツールではあるが、そういつでも
出られるものではない。
本当に大切なことなら、電話する前にいつ電話するって
伝えろってんだ…。
翌日、山田から電報が来た。
<ダイジナヨウケンアリ、ゴゴニジレンラク>
「もしもし、山田!!」
「ああ先輩。なんですか?」
「何ですかじゃねえよ!二時には大切な先約があるんだ。
お前の連絡は待てねえよ!」
「…」
…人の都合を考えずに時間指定してくる者が増えた。
しかもいまどき電報って…
そりゃ時間指定は大切だが、そうそう誰もが応じられる
ものではない。
本当に大切なことなら、時間指定する前に調整しろって
てんだ…。
その二日後…
山田から手紙が来た。
大事な要件をメールに書いて送ったらしいが、
…なぜ手紙に要件を書かないんだ??
メールを読んでみたけれど…
ここまでして伝えるほどのことなのか??
…でもまあ、返答はせねばなるまい。
「もしもし山田か?」
「あぁ先輩?今は手が離せないんですけど…」
「さっきの返答なんだけど…」
「…メールしといてください!」
…はてさて山田がメールを読むのはいつのことか??
とりあえず大切な要件は、
相手の都合を考えて伝えろってんだ。
常にスマホとかを見れれば伝わる率は上がるけど…
歩いている時とかは見れないからな。
いや…見ちゃいけないからな…。




