表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魁!断筆姉さん!!  作者: 西洋司


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

16/65

04 霞が関のコンビニで、深夜のバイトを始めました_03

   *         *


「ねぇ、アブドゥール君。キミの国にこんな風景、……見覚えある?」


「いいえ。私、知らないです」


 翌週から、週2で、……。

 英子の霞が関の深夜のコンビニバイトが、ついにスタートした。


 話のきっかけになるかと思って、斎木茂吉のWeb日記の画像数点をプリントアウトして、職場まで持ち込んでいたのだが、……。


 さっそく、英子はたまたま同じシフトだった外国人のアブドゥール君に、深夜3時に暇を持て余して訊ねたのだ。


「そっかぁ~。キミの国でも、こんな風景見覚えないかぁ、……」


「えぇ。ごめんなさい」


「あぁ、いいの、いいの。仕事中ごめんね!」


 連日寝ないで働いていると、こういう暇な時間に強烈な睡魔が襲ってくる。

 どうやら、レジの前で気が付かずに舟を漕いでいたらしい。


「大藪さん、ダメですよ!」


 その外国人の青年は、怪訝そうな顔でじっと見て言った。


「ごめん。思わず落ちてた。最近寝てなくてさ、……」


「寝ないと、死にますよ!」


「大丈夫、大丈夫!」


 英子がそう応じていると、……。

 そのタイミングで、黒い背広姿のシュッとしたイケてるオジさんが一人、入店してきたのだ。


 アブドゥール君が姿勢を正して「いらっしゃいませ!」というので、英子も同様に挨拶する。

 すると、その男性はこちらをちらりと見た後、ニコリとして店の奥に入っていった。


 思わず、「目が合っちゃった」と、……。小さく呟く。


「ほら、英子さん。あの人は常連さんですよ」と、アブドゥール君が小声で教えてくれた。


 そのイケてるオジさんは、ただ今カップ麺のコーナーで物色中か、……。

 英子の眼から見て、その人は雰囲気からして仕事ができるタイプに思われた。


 次のシフトで、店長が何か含んだ表情で、「あの人は、霞が関のお役人だよ」と、教えてくれた。


 その翌週のことだ。

 英子は、段々この仕事や職場にも慣れてきたのかなぁと思いながら、店の窓を拭いていると、……。その件の客が、「なかなか、精が出ますな?」と、話しかけてきたのだ。


「ぷふっ、いまどき『精が出ます』って? 何だか古臭いですね?」


「はははっ。夜中でも一生懸命働かれていて、感心したものですから、……」


「それは、お互い様ですよ」


「そうですな」


 英子は、この人物とは何となくだけど、……。気が合いそうだなぁと思った。

「魁!断筆姉さん!!」をお読み頂き、ありがとうございます!

英子の作家魂や、仲間たちとの冒険を楽しんで頂けたら嬉しいです!

この物語を気に入って下さったら、☆評価やブックマークで応援して頂けると、作者の励みになります!

英子と一緒に次の展開を盛り上げるため、ぜひ力を貸してください!✨

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ