14 3D魔法革命_17
* *
「ギャァ――ッ、ハハハハッ、くっ、苦しいぃ~~っ!? やっ、止めろぉ~~っ!?」
なおも執拗に、子供達は魔法執行官達をくすぐり続けていて、……。
「ウフフッ。そぉ~~んなぁの、ダァ~~~メッ!! こぉ~~ちょ、こちょこちょぉ~~っ、……」
執行官達の苦しそうにのたうち回る様は、もうこれまでの権威なんて何も残っていやしない。
一方で子供達も、普段自分達に威張り腐っている大人達を甚振れるのが、ホンと楽しそうでさ。
私(英子)としては、子供達を教え導く側として、正直身の引き締まる思いだよね。
すると、……。
国王の瀬田さんは、魔法執行官の代表の男に、こう語りかけた。
「だからさぁ~~っ。こんなんじゃ、もうダメなんだよっ! 一発撃って、それで事態が収まらないのなら、こんな風に次から次へと攻め込まれてしまうんだぞっ!」
「グッ!」
周囲の大人達も、その言葉に押し黙る。
だって、今目の前では、大の大人達が子供達のくすぐり攻撃にすら碌に対応できずに、地面に組み伏せられてしまっているのだから、……。
「こんなこと、言いたくないけどさぁ~~っ。アンタは魔物達の暴走で、王都を守れなかったようにさ、……。もう、今の魔法システムでは、現状に耐えることができないんだ!」
その言葉を聞いた代表の男は、ギリッと強く歯ぎしりをする。
2人のやり取りを聞いていた周囲の者が、「陛下っ、後生ですからっ!」と訴えてはいるものの、……。
瀬田さんは、頑として首を縦には振らない。
私(英子)は、ちょっと瀬田さんはやり過ぎなんじゃないかなぁと。そう心配になってきたらさ。
そうしたら、傍で一緒にその様子を見ていたバレッタが、……。
「いぇ、いいんですっ、これで!」
「えっ!?」
強くきっぱりとした調子に、思わずその顔を見たらさ。
「父には、いい薬になったはずです! いつまでもこのままというワケにはいきませんからっ!」
「……」
なるほど、……ね。
その言葉に、英子はバレッタの並々ならぬ強い意志を感じた。
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