14 3D魔法革命_15
* *
ホンッ、……と。もの凄い爆散だね。
こんなのってさ。地球では、どこぞの軍隊の砲撃並みの破壊力があるように、私(英子)には思えたんだよね。
しかも、……だよ。
この魔法執行官が数名いれば、わざわざ砲台を用意する必要もなければ、爆弾を準備するまでもなく、これほどまでの破壊を実行できるんだからね。
もし、……仮に、こんな魔法執行官達が、先日利用した神社の境内にあるゲートを通過してきたとして、……。
いきなり、霞が関や丸の内、それに国会や役所に攻め込んできたら、一体どうなるだろう?
そんなことまで想像が及んだら、思わず背筋がゾッとしたよ。
でも、……ね。
そんな魔法砲を発した8人の魔法執行官達の今を見たらさ、……。
そんな心配は、直ぐに収まってしまったかも。
「おぃおぃ、キミ達ぃ~っ!? 相変わらず凄い破壊力だなっ!?」
国王の瀬田さんがその執行官らの傍に近付くと、肩を叩きながら叱咤激励するんだ。
「ハァッ、ハァッ、ゼェーッ、……。ハァッ、ハァッ、ハァッ、ゼェーッ、はい、……」
国王自らお声をかけて下さるものだから、何とか辛うじて返事だけはするのだけど。
まぁ、……ね。
執行官達は、あまりにも一度に魔力、魔気? を使い過ぎたせいなのか、……。
ぜぇぜぇと、肩で荒く息をしている者ばかりなんだからね。
そんな人達を、瀬田さんはキツネのように目を細めながら、笑顔でじっと見つめていらしたんだ。
「おぉ~~いっ、フィルマァ~~ッ!」
「ふむっ!」
「オマエ、今っ、元気あり余ってるかぁ~~っ?」
「……。あり余ってる!」
国王とフィルマのそのやり取りを聞いていた観衆の大人達は、一体何事かと思ったのか、……。ざわざわと騒ぎ始めた。
「他の子達は、どうだぁ~~っ?」
まるで気さくな様子で、そう子供達にお訊ねになると、……。
「「「「「「「「「「はぁ~~いっ!!」」」」」」」」」」」
「そっかぁ~~っ。皆元気してるかぁ~~っ!!」
「「「「「「「「「「はぁ~~いっ!!」」」」」」」」」」」
観衆の大人達が、更にざわざわとしてきた。
チラッと、傍らにいるバレッタが、私の目の色を窺った。
まぁ、……。おそらく、私もそうなんだけど、……。
瀬田さんのご様子に、何だかイャ~な予感がしてきたんだろうなぁと英子は思った。
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