14 3D魔法革命_09
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私(英子)のそういうところを、子供達はよく観察していたのだろう。
今のがきっかけで、この臨時の子供教室は、グッとまとまり感が強くなった気がする。
「では、いいですかぁ~っ? これから、 皆に面白いことを教えてあげるからねぇ~っ!」
「「「「「「「「「「はぁ~~いっ!!」」」」」」」」」」
「おっ、いいお返事。なら先生、取って置きのを皆に見せてあげるよぉ~っ!」
英子はそう言って、……。先ず、子供達の前で折り紙のセットを取り出した。
10枚ほどをまとめて持って、扇子のようにびらりと広げて見せると、……。
「「「「「「「「「「おぉっ!?」」」」」」」」」」
子供達の、なかなかいい反応。
「折り紙だぁ~っ。私知ってるぅ~っ!」といって、ヒューマン種の金髪の女の子が、特に目を輝かせて反応する。
「では、皆っ! お姉さんのこれからすること、よぉ~っく見ててよ!」
そう言って、英子は先ず黄色の用紙を折りたたんで、平面状の正方形になったそれを子供達に見せてあげた。
「うん、折り紙だねっ!」
爬虫類顔の少年が、そう言ってこくりとひとつ頷くと、皆も同調して頷いている。
「じゃぁ、この折り紙のここを摘まんで、引っ張ってみますねっ!」
さっそく、きゅっと指で摘まんで引っ張った途端、……。
ポンッと。
軽い音を立てて、その折り紙はサイコロ状に立体化した。
「「「「「「「「「「フゥオッ!?」」」」」」」」」」」
声を上げて、肩を跳ね上げながら、全身でびっくりする子供達。
なかなか新鮮で、いい反応だねぇ、……。
「今のはねっ、……。平面(2Ⅾ)に、新たにdepth(奥行き)が出来たからなのっ!」
「「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」」」
そう説明したら、……。何だか、子供達が段々とざわついてきた感じだね。
なら、お次はこれなんだけど、……。
「ジャーーンッ! 皆ぁ~っ、見て見てぇ~~っ!!」
子供達の気が削がれないタイミングを見計らって、今度は真っ白のスケッチブックを開いて見せた。
その真っ白な画面に、英子は先日見たフィルマの2D魔法陣を、サラサラと何も見ずに描くと、「はいっ!!」と明るく子供達に向けて、掲げて見せた。
すると、……。
「あぁ~っ、これっ、フィルマの魔法陣だぁ~っ!」
猫顔の女の子が、思い付いたように声を上げた。
「魁!断筆姉さん!!」をお読み頂き、ありがとうございます!
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