14 3D魔法革命_07
* *
すると、魔法執行官の代表を務める中年の男が、瀬田さんに話しかけてきた。
「国王陛下、……。本日は我々魔法を究めんとする者にとって、とても大切な話があると伺って参上致しましたが、……?」
「あぁっ、そうだよっ!」
怪訝そうに話す男に、瀬田さんは屈託なく白い歯を見せてお笑いになるから、相手は出鼻を挫かれたような表情を浮かべた。
「……。それが、こんなグランドで異種族の子供達と日向ぼっことは、……。何とも、言葉では言い表せませんな!」
「そっかい? まぁ、ここにいるのは、ヤムントの未来を担う子供達だ。なら、コイツらに然るべき大人達が率先して進むべき道を示してやるってゆぅのも、とっても大切だと思うぜっ!」
瀬田さんの言葉に、わざとらしく目を丸くする執行官の男。
「まぁ、……そうでしょうなぁ」
とは言っているものの、……。
でも、その場にいる大人達は、かなり不本意そうにひとつ頷くと、仕方なさそうに張り付いた笑顔を浮かべた。
その中年の執行官は、ちらりと無邪気そうな笑顔を浮かべたフィルマを一瞥した後で、……。
「陛下、……。あまり、異種族の者に頼るのもどうかと、……」
あまりにも露骨な、……。ヒューマン側の、怪訝のお気持ち表明。
「んぅ~っ? そっかぁ? フィルマのヤツは、魔法を得意とするエルフの里を代表して王宮まできているんだぜ。だったら、こっちも何かと期待しちゃうじゃん?」
「……」
私(英子)は瀬田さんの直ぐ傍にいて、そんな大人達のやり取りをほぼダイレクトに見ていたのだけど、……。
うわぁ~~っ。さっそく、大人同士で鍔迫り合いが始まっちゃっているよ。
さてさて、……。この先、一体どうなることやら、……。
等と、内心ヒヤヒヤしながら思った。
そうしたら、……さ。瀬田さんがこちらに笑顔を向けつつ、……。
「英子さん、……。例のを子供達に渡して、さっそく軽くでいいから、説明を始めてくれないか?」
「はい、了解しましたっ!」
私は、紙の手提げ袋に予め用意しておいた、折り紙セットやスケッチブック、サインペンと言った画材に目を向けると、……。
「おぉ~~いっ、 皆ぁ~~っ! ちょっと、いぃ~~っ?」
そう言って、子供達の集まる方に呼びかけながら近づいていく。
すると、子供達も興味深そうな顔をして、こちらに集まってきた。
「魁!断筆姉さん!!」をお読み頂き、ありがとうございます!
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