14 3D魔法革命_01
「あぁ、……」
見慣れない天井だね。
私(英子)は、……。いつもとは異なる感覚を抱きながら、ベッドで目を覚ました。
「……」
そうだった。私は昨晩王都にきて、……。いろんな人と会って、いろんな体験をして、……。
ホンと、……。怒涛の一日だったよねぇと英子は思った。
そうしたら、……さ。
「うぅん!?」
これは、何て言うべきなのだろうか?
右腕が妙に圧迫される感じがして、どことなく違和感があったんだよね。
半ばぼんやりとした頭のまま、キャビネットの上の日本製の目覚まし時計を見ると、……。
今は、まだ朝の5時45分。
掃き出し窓のカーテンの隙間からは、白黄色い朝陽が差し込んでいて、……。
ベランダにいる野鳥、おそらくスズメ的な小鳥か何かが、小さくチチチッと囀っている。
それで、……。
「えっ!? えぇ――っ!?」
時おりカーテンが風に揺られているのを見て、英子は思わずギョッとした。
ここは初めてきた王都で、かつ初めて泊まる王宮だ。
こちらはまだうら若い女性で、これといった戦闘能力があるワケでもない。
そんなもんだから、……さ。
昨晩はちゃんと部屋の鍵を全て閉めて、ベッドに入ったはずだったんだけど、……。
むくりと起き上がろうとしたら、何故か右腕がやたらと重くて、……。身体が思うように上がらない。
ホワ~イ!? 一体、どうしてっ!?
見ると、……。ベッドの右側の毛布に、ちょうどヒト一人分くらいの膨らみがあった。
「!?」
思わず、大慌てで起き上がって毛布を剥がすと、……。
何と、フィルマが小さな寝息を立てながら、すやすやとご就寝中だった。
えっ!? この子、一体どうやってこの部屋に入ることができたの?
「ちょっ、ちょっと、フィルマ!?」
英子は笑顔で寝入っているフィルマに、少しだけ大きな声を立てて訊ねた。
「ママァ、……。ちょっと、……。うるさい、……」
そうしたら、目をつぶったまま顔を少しだけ顰めて、苦言を呈してきた。
「ちょっと、ちょっと!? 一体、どうやって部屋に入ってきたのぉ!?」
構わず、訊ね続けたところ、……
「ふぅ~むっ、……。眠い、……よぉ、……」
「えっ!? えぇ~~っ!?」
何これっ!? 勝手に部屋に入ってきて、かつ、ちゃっかり布団に潜り込んで寝ているフィルマから、……。
私って、迷惑がられてるぅ~~っ!?
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