表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魁!断筆姉さん!!  作者: 西洋司


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

113/120

13 天才少女エルフのフィルマ_12

   *         *


「明朝8時に、本日と同じメンバーで再度ミーティングを行います。おもに、今後の英子さんの活動について話し合いますので、……。ぜひ参加をお願いします!」


「了解しました。私ももちろん参加しますので、変更等ありましたら、後ほどお伝え下さい!」


「では、本日はもう遅いので、私はこれで失礼します。お休みなさい!」


「お休みなさい!」


 入口のドア越しに斎木さんと挨拶をすると、私(英子)はドアの鍵だけでなく、念のためドアチェーンも掛けた。


「これでよしっ!」


 そう思って部屋に戻ったらさ、……。


「えっ!?」


 どうやってかワカらないのだけど、……。

 フィルマが何故か居室のベッドの上に腰かけて、両足をプラプラとさせていたんだよね。


「へへぇ~~っ!」


 ニッコリと笑うフィルマを、私は思わずじっと見る。


「ねぇ~っ、フィルマ。どうやって、部屋に入ったの? さっき、キミは斎木さんと一緒に部屋の外の廊下にいたよねぇ?」


 そう訊ねてはみたものの、……。こちらとしては、全くどうやったのか皆目かいもく思い付かない。


「ふむっ! ふむむむっ! 知りたいっ?」


 まるで悪戯っ子のようにニッコリと笑うフィルマに、……。その笑顔の裏を見たような気がして、一瞬ヒヤッとした。


 イケない、イケない、まだフィルマは小学生にも満たない年齢の幼女だよ!

 大人の私が、いちいち目くじらを立ててたら、そんなのダメだよね。


 だから、……ここは、大人として冷静に、冷静に、……。


「もしかして、……なんだけど。魔術とか使って、部屋の中に入ったりした?」


 私は背中にイヤァ~な汗を掻きつつ、おそるおそる訊ねてみた。


 まぁ、こちらとしても、持ち前のスマイルを崩さずに話しているからさ。

 そうしたら、フィルマはこちらの抱く不安に気付く素振りは、一切見せなかったけどね。


「へへぇ~~っ。ふむっ、ふむむむっ、……知りたい?」


 あどけない笑顔で、小首を傾げながら訊ねてきた。

 もうっ、降参。お姉さん、もう降参だよっ!


「いろいろ考えてみたけど、思い付かないや。フィルマ、もう降参だから、種明かししてくれない?」


 こちらがそう言って白旗を上げたらさ、……。

 フィルマは「ふふ~ん!」といって、鼻高々な表情を浮かべた。


「じゃぁ~っ、付いてきてっ!」


「えっ!?」


 フィルマはぴょんと立ち上がって、居室の奥の掃き出し窓を開けると、そのまま外に出た。


「えぇっ!?」


 何これっ!? 外って、一体どうなっているの?


 後を追って外に出ると、……。なるほど、ベランダになっているのね。

 隣室の照明が点くのが、ここからでもワカった。


「エイコッ、こっち、こっち!」


 隣室から半身を出して、手招きするフィルマ。


「うっ、うん、……」


 とりあえず、裸足でベランダを渡って隣室に入ると、……。


「ようこそ、私の部屋へ!」


 そう言って、フィルマはニヘラと笑った。

「魁!断筆姉さん!!」をお読み頂き、ありがとうございます!

英子の作家魂や、仲間たちとの冒険を楽しんで頂けたら嬉しいです!

この物語を気に入って下さったら、☆評価やブックマークで応援して頂けると、作者の励みになります!

英子と一緒に次の展開を盛り上げるため、ぜひ力を貸してください!✨

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ