表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魁!断筆姉さん!!  作者: 西洋司


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1/75

00 プロローグ

「それではいきますよ! 英子さんっ、……。覚悟を決めましたか?」


「はいっ!」


 大藪英子おおやぶ・えいこ斎木茂吉さいき・もきちのその言葉に、生唾を飲みながらひとつ返事をして頷いた。


 それをこちらの了承と見たのか、斎木はゆっくりと、その不自然に深くぽっかりと空いたやしろの中に車両を進めていった。


 2人を乗せた自衛隊仕様の深緑色のパジェロが、霞が関の外れにある神社から暗いゲートを抜けていく。


 しばらく進んでいくと遠くの方に白い点のような光が見え、更に進んでいくと眩い光となって目を襲ってくる。

 

 すると、先ほどまで現代日本のコンクリートジャングルの最中だったのに、そこは遠くの方まで見渡せる、見晴らしのいい渓谷だった。


「斎木さんっ!? 車を止めて下さい!」


「はい。どうされましたか?」


「蝶です。私、あんなにきれいなもの、見たことありません!」


「えぇ、いいですよ。でも、あまり遠くまでいかないで下さいね。ここは、先日ゴブリンの群れが発生したと報告を受けておりますので、……」


「はいっ!」


 英子は車を降り、異世界の渓谷を散策中、次々と現れる珍しい羽根の蝶を追いかける。

 すると、突然蝶に手を伸ばしたそのすぐ先に、矢がシュッと飛び込んできた。


「うわっ!?」


「英子さんっ、車ぁ飛ばしますよっ! この手に掴まって!」


 斎木の伸ばす手にしがみ付くと、英子はそのまま勢いよく助手席に飛び乗った。

 その瞬間、パジェロは猛スピードで渓谷を飛ばしていく。


「ひえぇぇっ!? 一体何々ですかっ! あれっ!?」


「ゴブリンライダーの群れに遭遇しましたっ! 奴らは獰猛だ。捕まったら、全身の皮を剝がされてしまいますよ!」


 斎木の運転する車は、オムラ渓谷(バルディ男爵の領地)を抜けてボルツ原野に入ると、土煙を上げながら全速力で群れを引き離していく。


 ここは戦後間もないヤムント国。いわゆる異世界に英子は転移ジャンプしてしまったのだが、……。もう後には引き返せないと、英子は目の前の光景を見極めて、唇をギュッと噛んだ。


   *          *


 1年ぶりの新作です。

 プロットどおりに進行すれば、全31話の各話4分割で、124回前後の投稿となります。

 とにかく、執筆頑張ります! 応援して頂けると嬉しいです!

「魁!断筆姉さん!!」をお読み頂き、ありがとうございます!

英子の作家魂や、仲間たちとの冒険を楽しんで頂けたら嬉しいです!

この物語を気に入って下さったら、☆評価やブックマークで応援して頂けると、作者の励みになります!

英子と一緒に次の展開を盛り上げるため、ぜひ力を貸してください!✨

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ