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短編

セクハラ戦隊ヤラシンジャーZ

休憩室で

お弁当を食べていると

向かいに座ってたレッドが話しかけてきた


「たまごやきを食べる

 口の動きがいやらしいですね」


あたしは何も答えず

場所を変えた




給湯室で

お弁当を引き続き食べていると

イエローが入って来て


「わあ……! 田中さんがおちょぼ口で真っ赤なウィンナー食べてるぅ〜!」


と、悪口を言う女子の口調で笑う


あたしはまた場所を変えた

お弁当も落ち着いて食べられない会社だな、ここは




屋上で

風に吹かれながら

たくあんが飛んで行った


ピシャリと

見事に

グリーンの顔にひっついた


「愛の告白ですか、これは?」


そんなわけないだろう

あたしは手すりを越えて飛び下りた




大丈夫だ

あたしだってスーパー戦隊ヒーローの仲間

ヤラシィ・ピンクだから


この程度の高さ

問題ない




ブルーが落下途中のあたしを抱き止めた


「大丈夫ですか? 危ないところでしたね」


そう言いながら、あたしのお尻をもみもみする


独立しよう


そう決めた瞬間だった





この不況の中

運よく第一志望のスーパー戦隊に入れたのに

現実は夢とは違っていた


何がZだ


プリ○ュアも来期から『全裸〜じゃ!プ○キュア』になるらしい


世界がおかしくなりはじめている



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― 新着の感想 ―
[良い点] 凄い面白い、凄い面白いです。 ギャグで読後に笑いが残る秀逸な作品でした。 シュールなところもよかったです。
[良い点] タイトルが気になって読んでみたら面白かった!!こういうの好きだー(*ノωノ)忙しくて時間がなくても秒で読めるのも良いです。
[一言] あはははははははは!!! く、苦しい!! 助けて!! 笑いでおなかが… おかげさまで私の涙雲は吹っ飛びました(^O^) ありがとう ここみ様♡(*^。^*)♡
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