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珈琲

 湊は、事務所に帰ってきていた。


「どうだった? あのトップは」


「勇也が調べてくれた通り、かなりの女好きだった」


「やっぱりな。湊の美貌にうっとりしただろうな」


「トップの好みに合うようにかなり顔を作ったからね」


「さすがっすね。内部には入り込めそう?」


「もうちょいかな。さすがの女好きでもすぐ採用って訳にはいかないだろうし」


湊は、カップを手に持ち、コーヒーメーカーへと近づき、カップをセットし、ボタンを押した。ヒューっと音が鳴り、カップに珈琲が注がれる。珈琲の良い香りが湊の周りに広がる。


「でも、一つ気になることがあるんだよな」


社長は、腕組みをして、真面目な顔をした。


「なんですか? 気になることって」


「火星移住計画にしろ、計画Cにしろ、あんな大掛かりなことをトップと副首相だけで考え、行動できる訳ないじゃん? 絶対、バックに味方がいるよなって話」


「確かにそれは言えていますね。No.15が怪しいですね」


「そうなんだよ。そこで、湊ちゃんには、そこらへんも潜入調査で調べてほしいんだよね」


「うわー。なんだか、厄介なことになってきましたね。ま、やってみます」


湊のスマホのアラームが鳴った。


「そろそろ、お仕事に行く時間だ。じゃ、あのトップの接待してきます」


「いってらっしゃい」


湊は、駅へ向かい、トイレへ入った。メイクルームでまいちゃんの顔にし、電車に乗り、高級クラブへと向かった。高級クラブのスタッフにも湊の本当の顔は見せたことはない。


高級クラブは、いつものようにキラキラと輝きを放っていた。


「おはようございます」


「おはようございます」


「まいちゃん、今日は一時間後に山岡様の予約が入ってるよ」


「はーい」


まいは、膝くらいまである水色と紫が混ざったようなパステルカラーのドレスを着た。胸元の部分は、薄い生地の上に花の刺繍が入っていた。谷間が薄い生地から少し隠れ見えるような感じだ。高めのヒールを履いて、美脚をより美脚に見せる。山岡の好みに合わせて、準備を整えた。

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