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転生したら王子と姫になったので国の為に頑張る!  作者: レオン
第三章 王国の強化
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85話 マラカスからの招待

腹筋の際に話してたら、力が入り過ぎていたシュナイゼルは落ち着きを取り戻していつも通りに訓練をこなしてくれた。


(ロクデナシの父とはいえ、12歳の息子が親を裏切るんだ。その心労は計り知れないものだろう…)


そんな話をした翌日の訓練で思うように体が動かないなんて当たり前の話だ。本来なら2〜3日休みを与えるべきところだけど、マラカスに怪しまれては困る…シュナイゼルもそれを分かっているから何も口には出さなかったが、それが体に出てしまったというとこだと思う。


(正直、ちょっと話した程度じゃあ気持ちを立て直せるとは思ってなかった…だがシュナイゼルは気持ちを落ち着けた。それがどこかで培われていた精神力によるものなのか、他の要因があったのか、までは分からないが……)


訓練を終えて挨拶をしたシュナイゼルの表情は晴れやかなものだった。これから仲間として歩むんでいくのだから良い事ではあるんだが、その胸中に不穏な影が無いといいんだが……。


そんな漠然とした不安は残るが、一応は上手く言っていると自室に戻って自分の心を納得させ、騎士服から普段着でもあるドレスに着替えて寛いでいるとマラカスの使いから今晩のディナーにマラカスが招待していると知らされ、断るわけにもいかないので笑顔で了承する。


ディナーまではまだ時間があるので、訓練で汚れた体を湯浴みして流す。マラカスの屋敷は贅沢三昧してるので、風呂はいつでも入れるようにされているらしい。


(王族もそういう風にしてあるけどさ…。一都市の領主ぐらいでは普通は無理なはずなんだけどな〜。元現代っ子としては助かるけどさ〜……)


その貴族から貰ってるであろう潤沢な資金を国の為に生かしてくれてたらまだ見込みもあったのに…。グレンダンは城塞都市という名の通り、防衛戦を想定した堅固な作りで商業関連にはお世辞にも強いとは言えない。そんな都市を任されてしまったら資金をどう調達するかは大事な要素ではある。


(そういう意味では貴族のバカ息子を騎士団に入れてやる見返りに資金を捻出してもらうというやり方も、褒められたものではないが悪くない考えであると思う。問題はその資金を自身の贅沢にしか使用してないところだ)


これは分かりやすく言うなら横領。資金を都市の防衛の為や騎士団の装備を整えるのにでも使っていたのなら、多少やり方はアレだとしてもこっちも目を瞑っていた。シュナイゼルにもそれが理由だと話している。だからシュナイゼルには伝えた。


清濁も飲み込んでやるんだ、と。綺麗事だけで国は守れないからと。ある意味ドライな考え方だから幻滅されるのも覚悟して話したが、シュナイゼルはそれに納得してくれた。責任ある者はそういう苦労も背負うものでしょう、と。本当によく出来た弟子である。


そんな事を考えながら湯浴みを済ませ、身嗜みを整えて…。


さて、面倒くさいがマラカスとディナーに洒落込むとするか〜………。



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