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転生したら王子と姫になったので国の為に頑張る!  作者: レオン
第一章 ディスナ評議国
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10話 関所の罠

まだ11話か…

関所が視界に入るところまで近づいてきた。


(これで山賊とかだったら、ずっと馬車に乗って凝り固まった身体のストレスを発散してくれる。)


ちょっと思考がバイオレンスに偏っている俺。

討伐に赴く時など自分の馬に乗っていく事に慣れているから、馬車でこんな長時間移動する事は初めてで、変にストレスが溜まっているのだ。

いくらいつも身の周りの世話をしてくれるメイド達と雑談して楽しく来たといっても、溜まるものは溜まるんだよマジで…


そして、そんなストレスを感じていると周りに気付かれるようなら上に立つ者として失格だ。どんなイラつきや理不尽があろうと、表面上は冷静に…毅然とした姿勢でいなければならない。なんて、ストレスを誤魔化すように考えていると、関所から兵士2人が前に出てきながら手を突き出し…


「馬車の装いから見て、ヴァイオレット王国の王女様御一行の方々ですね?こちら首都オーガンへの入口の関所になります。王女様に大変失礼だと承知しておりますが、兵士の方々を後ろに控えさせて頂き、馬車の確認の為に中に乗っていらっしゃる方々も降りて確認させて下さい。」


ほぅ…恐らく急拵えの関所に配置されただろうにしっかりした兵士達だ。本来なら王族である俺を降ろすのは礼を失していると分かってて、それでもこんな低姿勢でお願いされては無碍にするわけにもいくまい。


「なっ!?姫様に無礼なっ!!」


「よいのですよ。相手が王族であろうと職務を全うしようとするその姿勢に感服します。私も含め皆降りますから少々お待ちを。」


メイドが兵の無礼に噛みつこうとするがそれを制する。

兵の態度に敬意を持ったのもあるが、ここで揉めてディスナとの関係にヒビが入る事は無いと思うが、慎重に動いたほうがいい。ここは下手に抵抗せず、受け入れておくべきだ。


「ご協力感謝致します。馬車に乗られている方は全員女性でしたか。では皆さんには順番に土の変わった色の場所に兵士の方は10人ずつ、女性は申し訳ありませんが危険物を隠せる所が多いので、3人のみで並んでいただきます。」


「これはなんなのですか?説明も無しに姫様を立たせるわけにはいきません!」


俺の身を案じたメイドが説明を求める。…これは…近くにきてみて分かったが、簡易的なスキャンの魔法か…

見える物以外で何か隠し持ってないか確認するためのもののようだ。

急拵えで簡易版とはいえよくこんなものまで用意したものだ。ここはスムーズに事が運ぶよう俺が発言したほうがいいな。


「私は構いませんよ。簡易的ではありますがスキャンの魔法でしょう。特に危険があるものではありませんから、速やかに済ませましょう。」


「スキャンの魔法だと見抜かれましたか。スムーズに手続きが運べてこちらとしても助かります。では、兵士の方々から並んで下さい。お声をかけたら次の方々も同じようにお願いします。」


「分かりました。先に兵士からでしたね。整列し、指示に従いなさい。」


「「はっ!」」


返事をした兵士達が整列して、10人ずつ通過していく。約10秒ほど経ってから次の列に…

10人程度とはいえ、こんな短時間にスキャンが出来るのか…

あの技術欲しいな〜、などと考えているうちに俺達女性の番になった。

だが、兵士のときとは違い立つ場所に足を置くところまで細かく指示された。さすがに不自然だと思ったが、とりあえず指示に従う。そして3人で横一列に並んだが、並んで暫くしても終わりとの声が掛からない。時間がかかると説明してはいたけど、これは長くないか?


「まだ終わらないのですか?兵士達と比べてかなり時間が経っていますが?」


「申し訳ありません。女性の場合は念入りに行う必要がありますので、ご辛抱して頂くようお願い致します。」


……まぁ仕方ないか。他国の人間が首都に入るのだ。念には念を入れるのは当然だろう。



(ぐふふ…スキャンに気付かれたときは少々焦ったが、本当の目的の方までは勘付いていないようだ。)


そうこの土の色が違う部分はスキャンの魔法が設置してもいるが、本当の目的は地面の中の空洞部分に人が潜り込めるように細工された、いわば覗き穴だったのだ!

その中に1人の兵士が興奮して待ち構えていた。


(俺が潜れる日に王女様御一行がくるとはラッキーだぜ!しかも3人も美女がいて、全員スカートとは…!)


(右のメイドはガーターベルトにシースルーの黒か…エロいな!実にエロい!)


(左のメイドは赤いサテン生地の下着か、サテン特有の光沢がこれまたエロい!)


(そして、そんな両隣のエロさも最高だが、真ん中の王女様の清楚ながらもどこか色気漂うものがたまらん!)


(下から黒のニーソがまるで導くように足を伝っていき、スカートとニーソの絶対領域に酔いしれてしまうが、そこから更に上!引き寄せられるように辿り着くのはピンクの下着!ワンポイントのリボンが清楚さを醸し出つつも、レースのピンクの本体は気品を感じつつもどこか淫猥な雰囲気がしてしまう!)


(…!!…ふぅ……ご馳走様でした!よし、合図出すか。)


「むっ?スキャンが完了致しました。お時間を取らせたうえ、無礼を働き申し訳ありません。それでは通過して頂いて大丈夫です。」


「はい。そちらもお勤めご苦労様です。」


ちょっと挙動に不審な点もあったが、大きな問題は無さそうだなと、安堵して再び馬車に乗り込む。そして、関所を通り過ぎて20分ほど。

いよいよディスナ評議国の首都オーガンに到着だ!

関所の門にいた兵士「くそっ!あんな美人が3人も来たのに自分の番じゃないとか最悪だっ!」

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