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詩の目次

「遥か彼方」 「ゴミ屑カス」

作者: 冬野三月

投稿の文字数制限のため、二作品同時に投稿します。

「遥か彼方」

屑がひとつ燃えて灰になる

夢の終わりはこんなもので

人の人生も空しいものだ


言葉は確かに残ったが

風が吹けば簡単に吹き飛ぶほど軽い

他人にとってはひどく軽い

彼には彼の人生がある

そしてそれもまた儚い


夢はいくつか叶えたが

叶わなかった夢のほうが遥かに多く

数えることに意味がないと気づいた時

夢の崩れる音が聞こえた


生きる意味などあるのか

そんなものはない

今日も夢が死んでいく




「ゴミ屑カス」

ゴミに期待しても仕方なかった

屑を信じても意味はなかった

カスはそっとゴミ箱へ

それすら必要ない

考える必要もない

すべて過去へ流れていく

もう何も悩む必要もない

初めからそこには何もなかった

だからもういいよ

ゴミ屑カスのことを考えなくてもいいよ

ここには空虚しかない

ゴミは無視すればいい

風に任せてしまえばいい

ここから出て行く

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