時刻 ~貴族の刻~
活動報告に載せていた『貴族の刻』をこちらにも載せました。
本編を読む時の参考にしてください。
☆時刻 ~貴族の刻~
貴族は平民よりも細かい時間で動いています。ですので、王都や中心街で鳴る鐘の音以外で、刻の魔具:鳴刻を所持しています。貴族では男性が個人で所持しており、女性は傍付などが所持しています(女性が個人で持つこともあります)
世話人の中では、丞相/文官/執事/側兵など、主に仕えている人は個人で所持していることが多く、料理人/掃除人/庭人などは長が代表して持っていることが多いです。
ちなみに、世話人が持っている鳴刻は全て主が用意した物です。但し、世話人が壊してしまうと、最悪本人が新たに用意しなくてはならなくなるので、扱いは気をつけています。
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▽貴族の刻
・明け一つの鐘:4時ごろ
世話人達の起床。側兵の起床。
主の起床の準備をする。
遅出の警備兵。早出や側兵と交代。
寝ずの番の世話人も仕事終了。
・明け一つ半の鐘:6時ごろ
主の起床。
傍付が朝の世話。
朝にお風呂に入ることも。
・明け二つの鐘:7時ごろ
朝食。
個々の食事。
家族一緒に食べることは稀。
世話人は暇をみて食事。
・明け二つ半の鐘:9時ごろ
仕事始め。
講師による勉強。
茶会の誘いや返答などの書簡処理。
客人はこの時間帯から訪れる。
・明け三つの鐘:11時ごろ
昼食。
家族ばらばらになることも。
客人と一緒に取ることもある。
・明け三つ半の鐘:13時ごろ
昼の勉強開始。
茶会の準備。
茶会用に着替えることも。
・暮れ一つの鐘:14時ごろ
休憩。
茶会があれば開催。
ない場合は各々でお茶を飲む。
・暮れ一つ半の鐘:16時ごろ
勉強時間終了。
茶会の終了。
遅出の警備兵の交代。
・暮れ二つの鐘:18時ごろ
夕食。
夕食前に着替えることも。
外の料理店で食べる場合は準備して出かける。
夜会がある場合その準備。
食事がメインではない場合は軽く食事をしていく。
・暮れ二つ半の鐘:20時ごろ
夜会開始。
ない場合はお風呂に入る。
・暮れ三つの鐘:21時ごろ
主の就寝。
夜会がなければ、世話人は交代で風呂に入ったりする。
・暮れ三つ半の鐘:22時ごろ
夜会終了。
夜会の片付けは掃除人がする。食器を料理場に運び、部屋を清掃する。
食器洗いは次の日、料理人がする。
世話人の就寝。寝ずの番以外。
側兵の就寝。就寝中は主の部屋の前には遅出の警備兵が立ち護る。
・宵の鐘:24時ごろ
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▽刻の表現
貴族の刻は平民の刻よりも細かく鳴っています。そのため『鐘の音二つ分』という表現での時間単位が違っています。
例えば――『明け一つの鐘』が鳴った後の『鐘の音二つ分』
平民――『明け二つ半の鐘』が鳴った9時過ぎ
貴族――『明け二つの鐘』が鳴った7時過ぎ
『鐘の音一つ』という表現では大体2~3時間なのは変わらないけれど、『鐘の音一つ分』となると鳴った回数が変わり、時間感覚も変わってくるので、貴族と接することがある商人などは、そこを気をつけています。
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