第2話「最後の晩餐」
の白剣の名前はドイツに伝わる伝説の聖剣バルムンクでいくとする。
まあそれほどこの剣はクオリティが高いのである。
重さはスーパーのパンパンに詰まった袋一個分ってとこか。
次に黒剣を持つことにした。
俺はこの剣を両手で持った時、この剣に心を奪われそうになった。
俺はすぐに黒剣からは手を離した。
このままもっていると自分がなにかの欲で押しつぶされそうになったからである。
この黒剣は魔剣で名前はレーヴァテインとする。
この二つの剣を厨二病当時に買った武器ケースに入れ部屋の隅に置いた。
武器ケースとは、2メートルほどあるジュラルミンケースのことである。
明日は休みだから厨二病ごっこは明日にしよう。
ここからが俺の日常である。
まず、リアルタイムで見れなかった今期アニメをみる。
その後、音ゲーをやったりギャルゲーをやったりする。
それをしていると気づかないうちに時間が経っている。
これをしている間は何を考えなくてもいいから一番いい。
「絢介ー!ご飯だから降りて来なさい!」
俺はパソコンをシャットダウンさせ、一階へ向かう。
リビングに入るとお父さんとお母さんがテーブルに座っている。
ご飯、鮭、味噌汁、おしんこが置いてある。
ザ・日本食といった感じである。
「いただきます!」
「召し上がれ」
俺はご飯を味噌汁と一緒に胃の中に流し込む。
鮭の骨を一つ一つ丁寧にとって口いっぱいに頬張った。
「落ち着いて食べなさいね」
おかあさんはほほの力を緩めてこちらを見た。
「わかってるけど腹減ってるんだ!」
「マナー良く食べない人は彼女なんてできないぞ」
お父さんがソロ充に対して、一番言ってはいけないセリフをいってきた。
「はいはい」
「明日は何するんだ?」
「普段通りアニメ見て寝てるよ」
「そうか。たまーには外に遊びでも行くんだぞ」
お父さんが俺に目を合わせずに言う。
どうやら俺にこういうことを言うのは嫌らしいな。
「ごちそうさま」