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第1話「開封の儀」

ガムテープをはがし、ダンボールを開けてみると二つの剣がそのままプチプチをせずに中に入っている。

一つは白い剣でもう一つは黒い剣である。

ここまでは良いのだが、頼んだものとは違うものが入っている。

白い剣は俺が頼んだ長剣であり。

黒い剣が大剣であった。

ましてやプラスチック製の剣にはどう見ても見えない。

どちらも頼んだのは長剣なはず。

長剣でなければ双剣ごっこなんでできない。

それどころか白い剣は、金を基調としていて金の柄には青い宝石のようなものがついている。青い宝石には何かの力が秘められているかのようだ。

何かの加護があるかのように。

鞘に入っているため刃は見えない。

鞘は金色の打紐で巻き上げられている。

いかにも王国とかにありそうな剣であるため俺は動揺を隠せない。

ちょっと待て。

これって本物の剣なのか?

てかプラスチック製の俺が頼んだ剣はどこにいった?

重さは確かにダンボールを持った時かなりあった。

青い宝石のようなものはほんとに綺麗だし。どこかの王国の剣かなんかを間違えて俺に発送したとか?

さすがにweb通販一位だからといってこれはないでしょonazonさんよ。

黒剣は、黒を基調としていて鞘などなくどこか不吉なオーラをただ寄せる剣であった。柄の部分に紫の宝石のようなものがついている。

白剣と真逆で持っているだけで何かが起きそうな雰囲気がするため身震いがした。

どっちもレプリカだとしても、クオリティが高すぎる。

商品が違うため俺は発送元の書いてある紙を見た。


「えーと?ヘブンズヘル?」


ヘブンって天国だよな?

ヘルは地獄?

そんな会社名聞いたことないな。

俺はパソコンを起動させて、ヘブンズヘルと調べた。

"ヘブンズヘル"と調べて出るのはある歌手の歌だけである。

"ヘブンズヘル プラスチック製の剣"と調べてみるものの全く検索が引っかからない。

この高級そうな剣を買ったことで何かの事件に巻き込まれないかを心配した。

だが冷静に考えてみれば俺は何も悪いことをしてないのでこのまま使っても悪くないのではないかと思った。

ダンボールに入った白剣を取り出してみると俺が触るのに反応をして宝石やその剣自体が光ったような感じがした。

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