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第12話「この世界について」

リルムは俺の目の前まで来た。


「この世界について教えて欲しい」


俺は真剣な顔で言った。

そうすると、俺を馬鹿にする様子でリルムは笑った。


「シュン、何言ってるの?倒れた衝撃で記憶までなくなったの?」


そうか。リルムは俺がこの世界で生まれたと思ってるのか。


「いや、嘘と思うかもしれないけど、俺はこの世界で生まれていないんだ」


「え?どういうことですか?」


リルムは笑うのをやめて俺に問いかけた。


「俺はこの世界とは違う世界で生まれたんだ。それで夜寝たら起きた時にはこの世界にいた。」


「ようするに、別の世界から転移してきたのですね?」


「そうだと思う。この世界はどういう世界なんだ?」


俺の話を信用してくれているのか。

もし俺が現実にいる時にこんな話をされたら信用なんてできないぞ。


「この世界には、自然界、魔界、そして私たちの今いる天界の三つで成り立っていて、この世界のことを私たちは天魔界または"ヘブンズヘル"と呼びます」


自然界ならともかく魔界ってなんだよ。サイクロプス以上の敵が出たら俺殺されるな。

ヘブンズヘル?どこがて聞いたことがあるような。

えーと。

今は思い出せない。


「なるほどな。」


俺はこの後リルムから三十分ほど話を聞いた。

どうやら俺はこの世界での種族はヒューマンだそうだ。

魔界は、獰猛なモンスターから悪魔などといった極めて強力な魔物などがいる。

自然界には多種多様なモンスターから精霊、妖精などが住み着いている。

天界には、三つの王国と、それを敵対する帝国側に分かれているらしい。

俺が聞いた中で一番重要なのは、今からちょうど100年前にあった天魔界戦争により、魔剣を使った魔王と聖剣を使った勇者が闘いどちらも、命を落としてその聖剣と魔剣はいまだ見つかっていないということだ。

そのため、今でも魔界と天界は争いが続いている。

魔界では魔王候補を探しているらしい。

逆に天界でも勇者を探している。

俺が勇者になれるかを聞いてみたところ、勇者になれる確率は高いらしい。

それをなぜか聞いてもリルムは答えてくれなかった。

時間も無かったためこの程度しかこの世界の情報を知ることができなかったが、地球とは違う場所であることがはっきりした。


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