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第10話「聖剣の光」

「グオオォォォォォォ!!」


サイクロプスの声が俺を焦らせる。

今俺にあるのは剣、寝巻き、鞘だけだ。

いや、まてよ。

なるほど。これでいこう。

俺は服を脱ぎ、半裸になった。

袖と袖の部分を縛り袋状にしたあと、それに木の枝を大量に詰め込んだ。

そうすれば太った人間の上半身みたいになる。

これを外に投げてサイクロプスの注意を払ったあとぶっ刺す。

あとは投げるだけなのだが、タイミングがつかめない、サイクロプスはすぐそこにいるのだが胸を叩いてドラミングのような行為をしている。

サイクロプスは俺のいる方向を見て、大きく右腕を振り上げた。

今だっ。

俺はダミー人間(上半身)を投げ捨てた。

するとサイクロプスはすぐにダミー人間の方向に目をやり、不敵な笑みを浮かべながらダミーの腹部を殴った。

鞘を地面に落として俺は勢いよく、飛び出した。


「馬鹿野郎が!それは偽物だ!ウオォォォォ!」


刃を向けて、サイクロプスの眼に刺した。


ブシューーーー。

眼の中から血液のようなものが飛び出す。


「グアァァァァァ!!!グアァァァァァ!!!」


サイクロプスは奇声を出しながら暴れた。

まだだ。

俺はすぐに剣を眼から抜き、地面に降りた。

サイクロプスは目が見えていなく、相当な痛みにおわれているようだった。

俺は少し余裕が見えたため剣を天に向けた。

すると剣が強く光りだした。

中二の時の架空設定と同じだと?

厨二病当時俺は剣を天に向けて光を宿したあとこうやって1人で斬っていたんだ。


「閃光斬シャイニングブレード!」


勢いよく剣をサイクロプスの脚部にいれ、そのまま足を切断させた。

切断と同時に血しぶきが飛ぶ。

サイクロプスは片足を失ったため地面に倒れこむ。

悶えながらも必死に立とうとしている。

脚部を見るととても肉やら骨やらが見えグロテスクなのがわかる。

そして吐き気に襲われながらも最後のもう片方の足も切り落とす。


「グゴォォォォォォ!!」


サイクロプスはそうとどろくとこの場から姿を消して、鉄鉱石のようなものになった。

鉄鉱石と鞘を拾って歩き始める。

ふう。倒したのか。

俺の身体には大量の血が飛び散っていた。

そして腹部から流れ出る血を確認すると、身体全身に激痛が走る。

リルムのいる泉に向かおうとした時意識が霧がかかったように遠退いていき、人の影が見えたところで倒れこんだ。

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