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青春

作者: ヒルノヤ

春の風に吹かれて 息をはずませて

僕は自転車をとばした


僕らはまだ子どもで 大人たちの言葉はわからない

だけど いつか 「あんな大人になりたい」と

校庭に立ち ボールを蹴って 笑うだろう


机の落書きに笑ったり

散らかってるロッカーを笑われたり

「窓からの景色が変わらないね。」って

それぞれの旗に想いをのせた

遠くからテニス部の高いかけ声や陸上部の大きな声が聞こえてくる

この教室から「さよなら」をしたら もう最後だね

素直に言えないこと 全部書いて

紙ヒコーキにして 青空に飛ばした


冬の校舎に響く歌を口ずさむ

僕は自転車を止めたよ


僕がもしあのときに戻れても同じことをしたいな

だけど 君は 「後悔があるからいや」と

校庭の端 花を見つめ 明日も見てた


あの子の笑顔が大好きで

伝えられぬまま来てしまったけど

チャイムに何度助けられただろう

それぞれの涙を見せ合った時

遠くから野球部の低いかけ声やバスケット部の熱い声が聞こえてくる

この教室から「さよなら」をしたら もう最後だね

ヒコーキ雲見つめ 青空に願うよ


青いジャージと紺の制服で過ごした

いつも同じこと言って笑って泣いて怒られた

机の数 指で数えたら

まるで想い出も数えているようで…

涙の気配と希望の光を感じた


遠くから仲間たちのうるさい声や先生のかすかな泣き声が響いてる

この教室への「ありがと」を言えば ねえ最後だよ

素直に言えないこと全部書いて

紙ヒコーキにして青空に飛ばした


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