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外れた世界で少年は。  作者: 三番茶屋
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あとがき

 『スマイルゼロ円』という文言が流行したことがあったような記憶があり、その最中を生きていた私自身は、その謳い文句を初めて聞いたとき何とも言い難い心地良さを感じたもので、感銘すら受けたような気がしましたけれど、今振り返れば、それは間違いだったのかもしれません。

と言うのも、別に大手チェーン店の謳い文句に苦言を呈したいわけではなく、現実的に客観的な視点でそれを見れば、『そもそも、スマイルという接客(人件費)は商品の価格に含まれている』ということを忘却していたのだと気付かされたのがつい最近です。

よって、根本を辿れば、スマイルはゼロ円ではないということになるのですが、きっとこんなことを思うのはひねくれている私だからなのでしょう。

まさか企業側も、そのような横目でケチをつけられるとも思っていないでしょうし、そもそも純粋な意味としての『スマイルゼロ円』を謳っていたのでしょう。

そんな中でも、当時、「スマイル下さい」と一度だけ注文したことがあるので、それを注文してしまったが最後、商品価格に含まれた人件費についてとやかく言う資格はすでにないのですが。

 しかし、やはりそれが飲食業界で否定的なのは言わずもがな事実であり、謳うほどではなく当然であるという理念が一般的のようですが、何も知らなかった私のような客は感動したに違いないので、いずれにせよそれは成功だったのでしょう。

とは言っても、今では見られなくなりましたけれど。

 

 さて、本編『外れた世界で少年は。』に最後までお付き合い下さりありがとうございました。

前作を読了した方はお気づきかもしれませんが、『外れた世界で少女は。』の過去の話となります。

どちらかと言うと、前作はシリーズ全体を見ればおまけ的な位置づけになりつつあります。

ストーリー的にも文字数的にも、圧倒的に少ないです。

本編は前作のおよそ倍という、作者も想像だにしていなかった事態ではありますが、こうして無事に完結することができてよかったです。

執筆に少しでも間隔が空いてしまうと、他作品の執筆をしてしまったりと自分の飽き性を痛感させられる毎日でした。

しかし、その中でも比較的に夢中で執筆できたのではないかと思いますが、本編中に作者のテンションの起伏がいかんなく発揮されているのもまた事実なので、その点はご了承ください。

また、作者の持論も平常運転で展開されています。


 最後になりますが、本当にありがとうございました。

なろうサイトを利用し始めておよそ一年が経とうとしていますが、その中で多くの評価をしていただいたことを嬉しく思います。

度々メールを送ってくださる方々や新規連載の度に応援してくださる方々のおかげでここまで続けることができました。

また、作品を少しでも目に留めてくださった方々のおかげでもあります。

ぜひよければ、今後とも手暇な際には三番茶屋をご利用ください。

よりよく楽しめる小説を書くことができれば、それはもはや本望に近いです。


 それでは、これにて『外れた世界で少年は。』終幕です。

次回作については未定ですが、現在進行形で進めている同シリーズ『外れた世界で哭女は。』の連載も予定しています。

しかし、現在連載中の作品を完結させるのも目標ですが、同シリーズを連続させてしまうのも、つまらないかもしれないので次回作は未定とさせていただきます。

予定が決まり次第、活動報告にてお知らせしますので、ぜひご期待ください。


それでは。





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