外伝華琳とおほほ
…細かいツッコミ恐いにゃー
目が覚めるとそこは天井でした 。
「先ほどまで
山の方で仮想実戦してましたのに…」
「…起きたのかしら」
「か…華琳さん
いたっ」
華琳さんは、読んでいた本を閉じると立ち上がった。
「頭強く叩き過ぎたのは謝るわ」
「…敗者を笑いにきましたの」
何時も私より優秀で
何をやってもトップの成績を収めていた
悔しかった。
…自分が惨めに思えた。
だから何時も偉そうに振る舞った。
そうしないと自分自身が折れそうだったから
「…違うわ」
「では何かしら慰めにきたってお断りですわ」
「あの実戦は引き分けよ…。」
「っはえ」
「確かに大将首を取って勝利を収めた」
それ以外に何がありますの
「だけど実戦ならば…
…そのまま私自身が敵に囲まれて死んでいたわ」
「…。」
「実際あなたが私の軍を限界まで削って
装備もあなた達の方が上だった
その時点で私達の勝ちはなかったわ
あの方法しかなかったのごめんなさいね
それだけ言いたかったの…。
それじゃぁね」
なんですの…
「お待ちなさい
なんなのですのあなたは」
悔しい…
悔しかった
先ほどまで負けた事 を悔しがっていた自分が惨めに思えた
「もっと喜びなさい
相手に勝ったのだから勝者としての義務ですわ敗者に謝るなん以ての外」
強さ
圧倒的に…
華麗に…
弱者を蹂躙する
其処にはなんも慈悲ない…
「曹孟徳あなたは全てを否定するつもりなの」
「…麗羽
あなた覇道を目指すつもりなの」
「…覇道」
「流石のあなたも分かってるでしょ
漢が潰ればらばらになった国を喰らい尽くす
弱者を蹂躙して自分の物にする
其処にはなんの慈悲もない…
この国は膿みが多過ぎる
薬湯につけるより
切り刻み洗い流して繋ぎ直した方が早い
自分で繋ぐの
手を血に染めるまで」
…言葉が出なかった
目指すものが違いすぎた
「覇道とは孤独…
人を人と思わず
味方すらも裏切る
味方いない自分のみ」
初めて恐いと思った
「…そう
あなたならと思ったけど」
言わなくちゃ…
私の想いを
「曹孟徳」
「…何かしら」
「私は今まであなたの事が嫌いですわ
今も嫌い」
「…そう」
「でも…好敵手でありたい
だから私も覇道を目指す
物凄く嫌だけど」
「…。」
「今一度
真名を預けてくれませんか」
「…華琳よ」
「私は麗羽あなたを敵として喰らうわ」