外伝 華琳
安倉千歳 二十歳
大学二年です。
友達には、よく千歳あめと呼ばれてます。
上の階が、奇声をあげて暴れ回るので、二回目の苦情を、言いに言ったらマンションが爆発しました。
凄く暑かった感じがして…目の前が真っ白になってバスローブを着たおっちゃんがいた気がする。
気が付いたら寝転んで快晴の青空を見上げてました 。
「…なにこれ」
今…深夜だよね。
すると遠くから…
「華琳さまぁ…華琳さまぁ!」
と黒髪の小さい子が 私のそばまでやってきた。
…おでこがかわいらしいなぁ~
「だいじょうぶですか?華琳さまぁ」
っん?私に言ってるのおでこちゃん
…っえ?
この子なんでめっちゃ泣いてんの…私に言ってるのおでこちゃん?
ぃや
私には千歳という名前が…
っあれ
こんなに私の手って小さかったけ
ぅわー指先まで細くてめっちゃキレー
ありゃ!服装まで違うって!
胸がねぇええ
「ぅぅ凄い顔になってる
抱きつこうとして誤って突き飛ばして崖に落としたから怒ってるんだ
ぅわーんごぅみえんなさぁ~い」
胸が無いこと驚いて呆けていると
おでこちゃんが大泣きしていた
なんで泣いてるのかは知らないけど慰めないとね…
「泣き止みなさい…
綺麗な顔が台無しよ
おでこちゃん」
「じゅんらんでずぅ~やっぱりおごっでるだぁぁ
ぅわーん」
なんだろこのイラつき…
私、何も悪くないよね!
ぜーんぶあの男が悪いんだ。