Act9 告白
「委員長に告白したのって確か僕が中2の秋でしたよね?」
「そうよー。良く覚えてたわねー。私は忘れたかったのに」
「・・・・・・」
「んんー?冗談よ。本気にしちゃダメ。リラックスリラックス」
「大人だ、この人」
「リラックスしてくれないとフランケンショタイナーがかけられないでしょー?」
「悪魔だ、この人。何ゆえそんな超人同士の戦いでしか見たことない技を・・・」
「そうよねー、わたしが受験勉強していた頃だったのよねー。本当にショックだったわ」
「ショックですか・・・」
「うん。告白されると末代まで不幸になると噂の君からだったからね。あーあ、これは落ちたなー、って。その後2週間受験勉強やめたもん」
「どうりで夏休み終わった頃から声をかけた人誰もが青ざめてた訳だ。ていうか早く気づけよ、僕。・・・しかし受験勉強やめたのって僕のせいになっちゃうのか?」
「100%君のせいじゃないけどねー。まあ、受かったからもういいや」
「ほっ・・・ありがとうございます」
「だから、ラ・ケブラータで手打ちね」
「なぜそんなリングのポストにたって回転しながら相手に体当たりする『入水自殺』という意味の技をっ!?」
「おおー、知ってるねー。どう、今度一緒に観戦に行かない?」
「えっ、まじですか!?・・・ていうか女子高生がプロレス観戦とか行くもんなんですか?」
「別に普通でしょ。まあ、そもそもいかにすれば君を闇討ちできるかを考えて、いろいろ見てたらはまっちゃったって感じなんだけどね」
「聞かなきゃよかった・・・。で、その殺したいほど憎んでいた僕となぜプロレス観戦を?」
「ほら、テンション上がって勢いのままリングに飛び出して、袋にされてみてよ」
「死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ~~!!」
「パイプ椅子でレスラー殴って反撃されてみてよ~~」
「もうそれ熱狂とかじゃなくて観客が青ざめますよ」
「大丈夫よ、その時は観客をすべて被害者の会のメンバーで埋め尽くすから。大盛り上がりよ」
「治外法権が完成しちゃう・・・」
「どうせなら東京ドームでやろっか」
「そんなにメンバーいるんですかっ!?」
「そして映像を撮って全てのテレビ番組で生中継しよう。インターネットとか衛星も使って世界レベルでやっちゃおう!」
「もう地球に住めない・・・」
「あはは、冗談だって」
「どこからっ!?」