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Act1   夢

これは『エキセントリック・ビューティ』のキャラによる雑談をまとめた番外編です。興味が湧いた方はぜひそちらもどうぞ。


「春日井さんってさ、将来の夢とかってある?」

「前にも話したかもしれないけど、今のところ特にないわ。大学には行くつもりだから、早めに方向決めはしておかなくちゃとは思っているんだけれどね。ただ、実を言うとまだ文系か理系かも決めてないのよ。漆根君は?そのどうでもいい夢を話して頂戴」

「どうでもいいって・・・僕は、仙人かなあ」

「まあ、素敵じゃない、応援するわ!」

「いや、そんな抑揚の全くない口調で応援されても」

「もう今から山にこもることをお勧めするわ。そしてもう、帰ってきちゃ、ダメよ」

「捨て猫!?僕は捨て猫かっ!?」

「・・・漆根捨て山」

「そんな姥捨て山みたいな。21世紀にもなってなんて非人道的なことを・・・」

「そうね、先月漆根廃棄禁止令が発令されてしまったし」

「国会の先生方は何て無駄な時間を!?ていうか全国の漆根さん、僕のせいでごめん!」

「そして、先週漆根根絶令が出されたから」

「おかしいでしょ!なにそのピンポイントな人権侵害」

「大丈夫よ。これから1週間、鬼から逃げ続ければ生き残れるし望みをかなえてもらえるらしいわ」

「僕は佐藤じゃない!・・・漆根じゃあ逃げる人が少なすぎないか?」

「そして鬼は全国の佐藤さんで構成されているわ」

「一方的なリンチだ~~!!」

「これはあれね。佐藤さんによる反撃ね」

「何で漆根に反撃してんのっ!?結局権力に屈しちゃったの!?」

「さあ。佐藤さんに告白したからじゃない?」

「う、く・・・割合的に多分何人かにしたけれど、そんなことしたら僕はいろんな苗字の人に追いかけられる羽目に・・・」

「ええ、今全国から春日井さんたちが続々とこの街に集まってきているわ」

「恐怖っ!」




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