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守り人です・・不死者です。  作者: のねずみ


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第99話 メイコ冷や冷やする

 5人が見ているのは、今日3度目の同じ部屋の景色。


「同じ部屋から出かけて、同じ部屋に着いて、そして、また同じ部屋に帰る・・

・・何か変な気分、これでもう私達の街なんでしょ?」


山形家の倉庫から出発する前、森田&石井のコンビが外に出たいと言い始めて

メイコは最初渋っていたのだが、側を離れない事、建物の周りだけの約束で

ドアを開けた。


何故シャッターが閉まっていたのか、直ぐに答えは見つかった。


「建物のあの傷、爪?」


「後ろをよく見て、どろの沼があるだろ。ぬた場だ」


ぬた場周りの木々が丸ボウスになっている。その高さ概ね1,5m。

全員理由は聞かなかったが、我先にドアに駆け寄った。


そして・・・


朝、皆で車座に座ったリビングへ向かう。既にメイコの母親が帰ってきており

夕食の支度をする音が聞こえている。


リビングのドアを開けると翔一と神籬(ひもろぎ)が酒盛りをしていた。


「おめでとうございます!」

「ありがとうございます!」


「おい!何やってる。なんだ、おめでとうって?」


(2人共、いつ倉庫から帰ったんだ? なんで叔父さんまでいるんだ!)


メイコが2人に詰め寄る。


「何がって、この若人(わこうど)達に我々の事を告白したんだろーっ?」


一体何時(いつ)からやっていたのか、神籬(ひもろぎ)が既に出来上がりつつある。

何かのはずみで口を滑らせたら大変だと、メイコは冷や冷やし出した。

そんなリビングでの喧騒を他所に、サツキはブラインドの隙間から外を見ていた。


暗くなり、家々に明かりが灯っているのが見える。家の前の道路を、車が、自転車

が、買い物途中の人々が忙しく行き交う。


約20分前、倉庫の外では身の毛もよだつ風景が広がっていた事を思い出した。


(やっぱり全てが本当の出来事なんだ・・・・)


それは全員が感じていた事だった。口にこそ出さなかったが、全員が少し興奮した

状態になっていた。


「山形さん、山形さんのお父さん今日はありがとうございました」


「ほーっ・・・・こちらが、羽生君、メイコちゃんが好」


「おい!ジジー!! いい加減にしろ!」


神籬は、普段調査・分析と言う固い仕事をしている為か、酒が入ると気が緩んで

つい口走ってしまう事が少なからずあった。瑞穂に聞かれたかも知れないとチラリ

と見るが、その表情から読み取る事は出来ない。


何やら一波乱ありそうな予感がし出した。



























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