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守り人です・・不死者です。  作者: のねずみ


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第97話 激突前夜

「ふーっ、やっと解放された」


太田とロボから解放された遠藤は、スマホを取り出し数人に連絡を入れた。

しかし、呼び出しても出ないし、折り返しの連絡も無い。だが、その内1人

加瀬守男だけが直ぐに出た。


「加瀬か、皆電話に出ないけどどうしたん?」


「遠藤さん、皆、ブルっちゃってダメなんですよ。あの怪物みたいな奴に」


加瀬自身、左腕の打撲と右小指の骨折が痛々しい。

5人がかりで相手をしたが、ロボに完膚なきまでに叩きのめされた。


「ところで、どうだったんですか? 太田との話」


「ああ、1度だけ付き合う事になった」


「そうですか、まー仕方ないですね。ところで貫地谷の持ってきた漫画の子

 に似た奴、分かったんですか」


「あー。ご丁寧に自宅の位置・・ああっと、大体のな。それも教えてくれたよ」


「加瀬、何人か連れてショッピングモールに来られる?」


「良いですけど、最悪俺1人の場合もありますよ」


「分かってるよ、とにかく自宅を見つけないと。特徴のある洋館だって」


遠藤はその足でショッピングモールに向かった。

途中で買った微糖の缶コーヒーを飲みつつ待つ事30分、やって来たのは

加瀬と、大岩だった。


「遠藤さん、電話で言ってた家の特徴を教えてください」


「古い街並みの方で、高い塀、3色ぐらいの瓦屋根の家。風見鶏って言ったっけ?

 あれがてっぺんについているんだって」


「何か昔の漫画とかに出てきそうですね」


時刻は、午後3時をまわっていた。早速調べ始める3人。

この地域に似つかわしくない服装に髪型が練り歩く。


「俺、生まれも育ちもこの街だけど、このエリアに来るの初めてですよ。こんな

 感じなんだ、金持ちが沢山住んでそうですね」


「この辺は俺達が住んでいる雑多な住宅地と違うからな」


「遠藤さんこの辺知ってるんですか?」


「馬鹿言うな、これでも昔はお坊ちゃんだったんだぜ、この道を真っすぐ進んで

 行くと古い街並みが見えて来るはずだ、昔はそっちの地域に住んでたんよ」


「へー聞いてみないと分からないもんですね」


「なんだそれ、どういう意味だ」


和洋折衷のシュロの木が植わった住宅、和風の大邸宅、鉄筋コンクリートの住宅

それらを過ぎると、それらしき建物が目に入った。


「遠藤さん!あれじゃないですか?」


先を歩いていた加瀬が大きな声で手を振る。


高い塀に囲まれて洋瓦の屋根がひょっこりと見えている。一番上には風見鶏。

間違いなくメイコの家だった。辺りを伺いながら建物に近づく3人。


「山形・・・」


高い塀に囲まれていて、建物の内部までは見る事が出来ない。

少し暗くなり、周りの家にちらほらと明かりが見え始めるが、メイコの家は暗い

まま。暫く腕組みをして黙り込む遠藤。


両手でパンッ、と頬を叩く。


「よし、明日決行だ!」


「自分達も立ち合います」


2人を武者震いが襲った。




















































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