表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
守り人です・・不死者です。  作者: のねずみ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

2/119

第2話 初めての仲間

 入学式を欠席した挙句あげく初日から遅刻、そしてこの見た目、嫌でも目立つ存在だ。

休憩時間に入るとそんな瑞穂に興味深々な男子たちが集まり、瑞穂の周りの人口密

度が上がり始め、周囲が汗と皮脂と安いコロンの匂いで充満する。

武市瑞穂は男子が苦手だ。


(おいでなすったかー、食いついて来るのが早いなー)


「武市さんって彼氏いるの?」


「入学式居た?」


「どこ中出身?」


全く持って中身のない質問攻めに、辟易としてうつむいて固まる瑞穂。

その様子を遠巻きにうかがっていた一人の女子が男子達に割り込む様に、

突然話し掛けてきた。


「こんにちわ。私、片山サツキって言うんだ。瑞穂なんか部活入るの?」


(何!初対面でいきなり呼び捨て?)


少し面食らった瑞穂だったが、群がり始めた男子達に心中穏やかではない。

話し掛けてきたサツキの存在は思わぬ助け舟となった。


「えーと・・・」


「サツキでいいよ」


「・・・私、お店の手伝いもあるし部活動はどうしようか思案中」


「へー、実家?何のお店?」


「小さな園芸店」


「なにそれ面白そう!」


「生き物相手だから面白くは無い!それに生活がかっているから余計大変」


「ふーんそうなんだ」


ちょっと刺々(とげとげ)しい口調になったと思った瑞穂だったが、サツキは特に

気にも()めない様子だ。


最後まで粘っていた男子も相手にされていない事を悟り、軽い舌打ちを残して

いなくなった。そんな男子に冷たい視線を向ける2人。


「あっ、それはそうとありがとうね」


「えっ?何が?」


「話し掛けてくれてありがとう。サ、サツキちゃんが話し掛けてくれなかった

ら・・・私、男の人どうも苦手で・・・」


サツキは瑞穂の隣の席に座り距離を少し縮めて小声で(つぶや)いた。


「何となく気が合うかなと思って、後、困ったオーラが出てたよ」


これが瑞穂とサツキの初めての出会いだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ