【完結】隣の二宮さんは冷たくて固い
三年生に上がったばかりの男子高校生、岡田穂波は、最近は隣の席の二宮の事ばかりを考えている。
岡田と彼女は、授業中や放課後の区別なく常にお喋りし続けているし、お互いの事を最も親しい友人だと思っている。しかし二宮は、岡田に一度たりとも笑いかけた事が無く、目は一点を見据えて瞬きもせず、その体は冷たくて固かった。なぜならば、中性的な美貌を持つ彼女、二宮は、教室の中に据えられたブロンズ像だからだ。
これは、ちょっと変わった男子高校生と女体化二宮金治郎像の二人が織りなす、恋の様な何かの話。
岡田と彼女は、授業中や放課後の区別なく常にお喋りし続けているし、お互いの事を最も親しい友人だと思っている。しかし二宮は、岡田に一度たりとも笑いかけた事が無く、目は一点を見据えて瞬きもせず、その体は冷たくて固かった。なぜならば、中性的な美貌を持つ彼女、二宮は、教室の中に据えられたブロンズ像だからだ。
これは、ちょっと変わった男子高校生と女体化二宮金治郎像の二人が織りなす、恋の様な何かの話。