表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
婚約者の心の声が可愛過ぎて困っています  作者: りょう
第三部

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

87/142

86

【✳81の前書きと同じ内容です。】


申し訳ございません。

更新ミスをしてしまい、差し込みができなかった為、一度、81〜84(→変更後、82〜85になります)削除しました

ここ(86)から新しい話となります。

ブックマークくださっていた方は、本当にすみません。

すでに読まれている方、削除している最中に話を読まれた方は、ぶつ切りな感じになってしまい、「??」となってしまったかと思います。

大変、失礼致しました。

 可愛い……

 キスしたら、もう何も考えられなくなる。

「……バート様……ん」

 唇の隙間から舌を滑り込ませた。

「ゃ……んん……」

 恥ずかしがっている様子を見て、体が熱くなる。


 ──ティアラが好きだ。


「ま……待って……っ」

 逃げる腰を引き寄せ、深いキスを迫る。上顎をなぞると、ティアラの体がビクッと震えた。

 ティアラは目をぎゅっとつぶって真っ赤になっている。


「ティアラ、俺の事、見て……」

 甘えるように耳元で囁く。

 そう伝えても、恥ずかしいのかティアラは目を閉じたまま。耳や首筋まで赤い。

 頬を撫でると、色白の肌が赤く染まる。俺とのキスでそうなっているんだと思ったら、それだけで堪らなくなった。

 

「ティアラ……」

 再度声をかけると、ティアラの長いまつ毛が微かに揺れた。

 そっと開かれた瞳は涙で潤んでいる。

 赤い顔に上目遣いに涙目。それだけで欲に駆られそうになった。

(何、今の……『俺の事、見て』だなんて……食べられてるみたいだった……バート様の目が熱い……いつもより少しだけ乱暴なキス……恥ずかしいのに……息が止まりそうな位、幸せで気持ち良かった……)

 俺の理性を壊すには十分な台詞だった。


 ティアラが好き。

 愛しい……

 それしか考えられない。


 何度もキスをして、きつく抱きしめる。

「好きなんだ……ティアラ……」

 首から肩のラインをなぞる。くすぐったいのか、下を向かれてしまった。身を捩るティアラの顎を上げ、もう一度キスを迫る。

「……っ……はぁ……んんっ」

 そのまま指を下へ滑らせ、ナイトドレスの上から手を重ねる。

「バ、バート様っ!」

 その瞬間、激しい心音が伝わってきた。

「……ゃ」

 初めて聞く控えめで可愛い声。力なく俺の手首を握り、震えている。

「……駄目です……ん………」

 ティアラはきっと知らないんだ。

 そんな甘い声で『嫌』とか『駄目』って言われても、男を煽るだけだって。


 首にキスマークを付けると、ティアラに力いっぱい押し退けられ、ハッと我に返った。

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ