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新鮮な野菜

作者: モリテル

新鮮な野菜


ボクは物書きにはなれない

ボクは畑を あの小さな畑すら耕すこともできない


ボクは哲学者にはなれない

ボクにはこの世の生きる意味ときゅうりの浅漬けがどうして

アソコまで妖艶なのかも

理解できないよ


じゃあボクは何者か?

ボクは虚構が生んだすけべか?

否!!!!!!!!!!


だけどボクは太宰にも漱石にもヒラオカキミタケにもなれない


だけどボクはニーチェにもハイデガーにもサルトルにもイボイボまみれのきゅうりにもなれない


じゃあどうすればいいの?

今すぐここで命を経てばマン足かい?チン足かい?

そんなことしたってあのイボイボまみれのきゅうりは僕のことを見てほくそ笑むだけなんだろうなあ


ああやってられないよ

こんな世界

浅漬けになればいいんだ


キュウリナスニンジンズッキーニ モロコシモロコシモロコシモロコシモロコシモロコシモロコシモロコシモロコシモロコシモロコシ


これらはみんな新鮮な野菜

ボクとは違う

ボクはただのカビた下駄さ


ああ無情

ああ無情


最後に一つ言わせておくれ


アイツはどうしてイボイボまみれなんだい?

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― 新着の感想 ―
[良い点] 流行りの歌詞のようにスラスラと読みやすい。 言葉の選び方にユーモアセンスを感じます。
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