30 獣人達の社交デビュー
「ほんとに大きいねえ! ほら、いっぱいお食べよ!」
「あ、ありがとう……ございます」
「うちの串焼きも食ってってくれよ! どうだい、そこの兄ちゃん達!」
「い、いただきます……」
「ありがとうございます……」
リーブラの市場で露天商達の活気に気圧されるベグを始めとする獣人達。
リーブラにやって来て十日、今日は彼らの社交デビューの日なのだ。
獣人達の言葉の上達振りや人間社会への理解度などを間近で見る傍ら、各方面に出向いて獣人達が必要以上に恐れられたりしない様にと根回ししていたリュウは、そろそろ良い頃合いだと彼らを市場へ連れ出したのだ。
「ミミちゃん、可愛い! とっても良く似合ってる!」
「ビ、ビビも着る!」
「リリも欲しい!」
「はいはい、慌てなくても服は逃げないから。順番に着替えてちょうだいね」
服屋の前ではミルクに褒められて照れる豹の少女ミミと、やっかむビビとリリを笑顔で宥める店主の老婦人。
ミミが着ている淡いピンクの膝上丈のワンピースは、腰に大きく可愛いリボンが付いていてミルクの好み丸出しであるが、ミルクの言う通り良く似合っている。
「リック、その人だ~れ?」
「狼のウル兄ちゃん! 最近うちの近所に越して来たんだ、格好良いだろ!」
「うん、格好良い! こんにちは、僕アンディ!」
「こ、こんにちは。ウルと言います……よ、よろしくです……」
「こっちはルルお姉ちゃん! とっても優しいの!」
「私、エイミー!」
「私はドロシー! よろしく!」
「ルルです……よろしくお願いします……」
狼の兄妹のウルとルルはリックやミリィの友達に声を掛けられて、ぎこちなくも挨拶を交わしている。
リュウがこういう事を見越して、近所のリックとミリィには彼らの両親も含め、事情を説明して早くから交流させていたのだ。
他の獣人達も様々な場所で声を掛けられては、緊張しつつも積極的に会話に参加している。
これはリュウ達から「互いを理解し合うには、たくさん話をする事だ」と事前に言われている事もあるが、市場の者や買い物客である町の人々、それらを遠巻きに見守るノイマン騎士団の下に、リュウ達が何度も足を運んで獣人達の事情に理解を得られた事が大きい。
そうして互いの緊張も解れ、笑い声も聞かれる様になると、普段は市場には姿を見せないノイマン男爵の姿が。
男爵は騎士団員から、交流が良い雰囲気で進んでいる、との報告を受けてやって来たのだ。
歩み寄ったリュウ達が挨拶する男爵の傍らには、ノイマン騎士団団長のルーク・ボルドが控えている。
「みんなちょっと手を止めて注目~! こちらがこのノイマン領の領主、ノイマン男爵だ。簡単に言うと、ここで一番偉い人で、お前達の境遇を聞いて、ここに住む許可を下さった方だ。因みに、今日のお前達の飲食代や買い物代もノイマン男爵が出して下さっている。みんな、感謝を忘れない様に!」
「なに、そんな大した事はしとらんよ。君達が皆と仲良く、平穏に暮らしていける事を願っておるよ」
「「「ありがとうございます!」」」
声を張り上げるリュウに紹介されるノイマン男爵の暖かい眼差しと言葉に、獣人達が感謝の言葉と共に一斉にミルク仕込みのお辞儀で応える。
「うんうん。皆、礼儀正しいな。慣れない環境で大変だろうとは思うが、君達ならきっと大丈夫だろう。焦らず頑張りなさい」
「「「はい!」」」
「では用事が有るのでな、私はこれで失礼する。リュウ、また後でな」
「はい。俺もすぐに合流します」
獣人達に笑顔で頷くノイマン男爵は、更に彼らに激励の言葉を掛けるとリュウに短く声を掛けてルークと共に再び馬車に乗り込み、北へと去って行った。
この後、男爵は王城で直接見た獣人達の印象の報告と、獣人達を受け入れた事で懸念される諸問題についての会議に参加する事になっているのだ。
因みに、会議にはリュウとココアも参加する事になっている。
本来ならばリュウの頭にマスターコアを置くミルクが同行する方が良いのだが、今は獣人達の先生を任せているし、人の地各所に強力な通信設備を設置した今では余程の僻地でない限り、ミルクとの通信リンクが維持できる為である。
「ご主人様ぁ、そろそろ姉さま達に任せてお城に向かった方が良いのでは?」
「う~ん……転移門が有るし……もうちょっとだけ良いだろ。獣人達そっちのけでもぐもぐしてる奴と、今にも先生の肩書を忘れそうな奴を残していくの不安なんだよな……」
「え? 姉さまがそんな……」
男爵が去って随分経つのに、なかなか王城へ向かおうとしない主人に問い掛けるココアは、主人の返事を聞いてアイスはともかく、ミルクがそんなはずは……と、困惑のままにミルクの位置情報を確認する。
そうして見付けたミルクは、買ったばかりのワンピースに身を包んで並んで歩く豹の三姉妹に追従しているのだが、前を歩く三姉妹の腰の辺りに視線を彷徨わせてハァハァ、プルプルしており、どう見てもただの不審者と化していた。
「? ミルク先生?」
「ッ! ちっ、違うの! とっても可愛いなぁ、と思って……つい……」
そんなミルクの視線に気付いて振り返るミミに、ミルクはわたわたと手を振って聞かれてもいないのに赤い顔で言い訳する。
「ん? リボン?」
「えっと……し、尻尾……その……フリフリしてて可愛くて……」
キョトンとするミミに、赤い顔で上目遣いに白状するミルク。
どうやらミルク先生、リボンの下に開けられた穴からフリフリと揺れるミミ達の尻尾にメロメロになってしまった様で、それはもう触りたくて触りたくてウズウズしていたらしい。
チョコとショコラと暮らしているミルクであるが、二匹は尻尾に触れられるのを嫌がる為、ずっと我慢していたのが原因だ。
「先生、触ってみる?」
「い、良いの!?」
「みゃああ……」
それを察したビビがくるりとミルクにお尻を突き出すと、ミルクは完全に立場を忘れて歓喜の表情でビビの尻尾に手を伸ばす。
いつも凛々しいミルク先生のちょっと危なげな一面に、ミミが若干引いている。
「くえっ!?」
だが尻尾に触れる直前、ミルクの手は首を絞められたアヒルの様な声と共に空を切る。
ミルクの襟首をリュウが背後から引っ張ったのだ。
「往来のど真ん中で何をやってんだ、お前は」
「ちっ、違うんです、ご主人様!」
「ビビちゃんダメよ、他の人も見てるんだから。触っても良いんだ、ってみんなが触ってきたら、ビビちゃんも嫌でしょ?」
「あ、はい。ごめんなさい……」
冷ややかな主人の声でハッと我に返って青褪めて言い訳するミルクと、ココアに注意されてその通りだ、と素直に謝るビビ。
先生の方が生徒より見苦しいのが非常に残念である。
「いくらチョコとショコラが触らせてくれないからって、場所を考えろ、場所を」
「あうぅ……申し訳ありません……」
至極当然な主人のお叱りの言葉に、顔を真っ赤にして謝罪するミルク。
だが余程尻尾に触りたかったのだろう、半泣きのミルクに見つめられて苦笑するリュウ。
「ったく、しょうがねえなぁ……そういうのは帰ってからにしろ。俺達はそろそろ王城に向かうからな、全員を連れ帰るまではきっちり先生しろ。それと、食い意地魔人をそろそろ止めろ。ノイマン男爵が目を回して倒れるぞ……」
「は、はいぃ……」
なのでリュウはガリガリと頭を掻くとミルクの頭に手をやって、優しく撫でつつこれからの指示を言い聞かせ、ミルクがしっかり頷くのを見てココアを連れて王城へと向かった。
ミルクは残念な気持ちを引きずったままであったが、ともかく主人の言いつけを守るべく動き出す。
だが両手に肉串を持ったまま店から店へ徘徊するアイスを発見すると、ミルクはその行動を諫めようと尻尾の事も忘れて孤軍奮闘するのだった。
「こうして見る限りは問題無さそうに思うが……」
「だが一度暴れ出す様な事になれば、その被害がどれ程のものになるか分からぬ。彼ら獣魔族は一人で魔人族十人を相手に出来た、と文献に記されていたからな」
王城の大会議室では、ココアが投影する映像を見て目元を和らげるレント国王に魔王ジーグが眉間に皺を寄せて危機感を口にしている。
本日、王城で開かれている会議は定例的に行われる貿易に関するものだったが、オーリス共和国に獣人達が流れ着いた為に、急遽彼らについての対応も協議される事になったのだ。
その為、この場には各国の主要な人物が顔を揃えている事に加え、エルナダ軍や騎士団の主要メンバーも参加している。
「それ程の強さですか、友と出来れば心強いでしょうね……」
「彼らがどこまで我々と感覚が同じなのか、何に憤りを感じるのか、そこをもっと知らねばならぬでしょうな……」
「全く、その通りですね」
ジーグの言葉に驚き、希望的観測を口にするのは最年少のオーベル国王だ。
キエヌ聖国の国長テト・バドンはオーベルの発言に頷きつつ、まるで自分の孫を諭す様な優しい目で応じると、オーベルは僅かに顔を赤らめて小さく頷き返した。
テトの言葉でオーベルは、為政者が願望を安易に口にしてはならないという父の言葉を思い出し、改めて己の未熟さを自覚したのだ。
「それに関しては、ミルクにかなり細かい所まで聞き取りをさせているところですけど、多分大丈夫だと思いますよ?」
「リュウよ、それは我らの事を考慮した発言か? お主なら彼らの暴発も問題なく収められるだろうが、我らはそうはいかぬのだぞ?」
そんな二人に微笑むリュウが呑気な口調で口を挟むと、ため息混じりに口を開くジーグが多分では困るのだと言いたげにジト目をリュウに向ける。
獣魔族の脅威を誰よりも知るジーグだけに苦言を呈さずにはいられないのだが、オーベルとテトのやり取りを目の当たりにして、学ぶべき点に気付かぬばかりか、お気楽そのもののリュウに少々呆れているのだ。
「そうは言っても、彼らは三十人にも満たない集団ですからね……人間に囲まれて不安そうでしたけど、こっちへ来てからの生活には満足している様ですし、何より彼らは受けた恩を忘れないという義理堅さがあります。きちんと話をすれば大抵の事は解決できると思いますし、頑張って言葉を覚えようとしてくれている事自体が俺達に歩み寄ろうとしている証拠だと思うんですよね」
「そうか。ふむ……ならば余も一度会ってみるか……」
だがリュウは自身の事はともかく、獣人達の事は一番間近で見て来た事もあってすらすらとジーグの問いに答え、ジーグも一応の納得を見せた。
「そうですな。会って話してみるのが一番分かり易いでしょう。リュウ殿の睨みも利いているのですから、まず危険は無いでしょうし。それよりも私が危機感を抱くのは、その獣魔族を壊滅に追いやった者の動向です」
そんなジーグの判断に頷き、後押しする様に口を開いたのは、オーリス共和国のロバート議長であったが、彼はふと姿勢を正すと、自身が最も懸念する事に話題を切り替える。
リュウから獣人達がやって来た経緯を聞かされたロバートは、獣人達が自国領に流れ着いた事から、それを追ってくる者も自国にやって来るかも知れない、と強い危機感を抱いていたのだ。
そんな訳で、緩みかけた場の空気が再びピリッと締まってしまう。
「リュウよ、どうなのだ?」
「え……いやぁ、それは何とも……獣人達の教育が最優先でしたし、彼らが住んでいた獣の地とやらを見に行く暇とか無かったですし……ただ、俺が一月半前に遭遇したオルグニールが、獣人達を壊滅させた星巡竜の可能性が高い、としか……」
「むう……」
そんな中、ジーグの問い掛けで皆の視線がリュウに集まるが、リュウもその件に関しては大した情報を持っておらず、ばつが悪そうに推測を口にするのみで、更に場の空気が重苦しいものになってしまう。
「今更ですけど、オルグニールの行方は捜索するべきだったと反省してます……」
その空気感に耐えられず、反省を口にしてぺこりと頭を下げるリュウ。
獣人達から星巡竜の存在を聞かされてオルグニールの関与を疑ったにも拘らず、新たな力の使い方を覚えてからは互角に戦えていた事から、次はコテンパンにしてやる程度にしか思わず、ロバートの言う様な事態など考えもしなかったからだ。
「いや、それを責める気は無い。お主の方も大変だったのは報告書で重々理解しておるし、行方も知れぬのでは探し様も無かっただろうからな。だが、人知を超えた戦いとなると、我らはお主に頼る以外に術が無いのも事実。で、勝てるのか?」
そんなリュウを右手で制し、それは致し方ないと理解を示すジーグ。
先に述べた事もだが、転移門を扱えるが故に、誰よりも各国の為に尽力しているリュウにそこまで求めるのは酷だと思うからだ。
だが万が一の事態も考えない訳にはいかず、皆を代表して問い掛ける。
途端に皆の視線が集中し、リュウが困り顔で口を開く。
「う~ん、相手がオルグニールだけなら絶対負けない、と言いたいところなんですけどね……こっちにはアイスやココア達も居るんで。けど、奴だって対策くらいはするでしょうし、あれが全力って訳でもない気がするんですよね……草木を怪物化させられるだけでも、かなり厄介ですし……」
皆の不安を払いたくても不確定要素が有る以上、いい加減な事は言えず困り顔のまま答えるリュウ。
確かに最初はオルグニールの素早さに付いて行けず苦戦したリュウであったが、速度が追い付いた時点でパワーで勝るリュウが優位に立ち、オルグニールは戦闘の継続を断念、捨て台詞を吐いて去って行ったのは事実だ。
だが、あれがオルグニールの全力だったかは不明なので、勝てるなどと軽々しく口に出来ないのだ。
「あの、ご主人様……」
「何だよ、ココア?」
「もしかすると、獣人達を襲った虫っていうのが、その対策なのでは?」
「え……だとすると、かなりマズいよな?」
「はい……」
そこへココアに口を挟まれて、リュウはココアの言う事が正しかった場合の敵の戦力に気付いて苦々しい目でココアを見る。
当然、ココアも分かっている様で力無く頷き、皆を更に不安にさせてしまう。
「報告に有った獣魔族を壊滅させた巨大な虫か……一体どれ程の数なのだ?」
「それが……俺達もよく分かんないんですよ……」
「獣人達は十までなら数えられるんですけど、それより先は『たくさん』もしくは『いっぱい』なんです……なので姉さまが数え方を教えはしたんですけど、彼らは獣人達の住処では僻地に住んでいたらしく、逃げるのに必死でそんなに数を見てはいないらしいんです……」
そんな中、再びジーグに問い掛けられるリュウが肩を竦めて見せると、ココアが申し訳なさそうに主人をフォローするのだが、その内容に方々から失望のため息が漏れ聞こえた。
「彼らから話を聞いての推測になるんですけど、獣人達の集落は一つが五十人から百人程で形成されていた様で、その集落の総数も百以上は有った様です。なので、獣人達の総数を一万だと考えると、虫もそのくらい居るかも知れないです……」
「確か報告では、虫は成人男性並みに大きいんですよね……」
「そんな奴が一万……つまり我ら十万人に匹敵する、という事か……それも少なく見積もった場合で……か」
なのでリュウが推測ながらも具体的な数字として答えるのだが、それは皆を更に落胆させる事になり、会議室が重苦しい雰囲気に包まれる中、狼狽するオーベルと呻く様なジーグの声が皆の耳にやけにはっきりと届く。
皆の意気消沈する姿に、やっぱり数字は黙っておいた方が良かったかな、と一人ポリポリと鼻の頭を掻くリュウ。
だからリュウは敢えて明るく言い放つ事にする。
「ま、だからと言って、そう簡単にやられるつもりなんか無いですけどね」
その言葉に誰もがハッと顔を上げてリュウを見ると、リュウは椅子の背もたれを右手で掴み、体を捻って後ろを向くところであった。
「ソートン大将、今やこの地のエルナダ軍も一万名程居ると聞いてますが、虫……っていう言い方もアレだな……蟲魔族、だと獣魔族と紛らわしいから魔蟲族とでも呼称しますか……が万が一攻めて来た場合、即応できるのはどの程度ですか?」
「そうですな……大半の者が非武装なので、現状では魔獣の警戒を要する出会いの森に近い二部隊と魔人族領の五部隊、キエヌ山脈周辺の三部隊に武装させた兵士が各十名程居るくらいです。まぁ、武装と言っても魔獣を追い払うのが目的なので、各国の了解を得て軽機関銃のみ持たせているだけですが」
「そっか……では、エルナダ本国に支援を要請した場合、どの程度の人員と武装が見込めますか?」
「それは本国の判断にもよりますが、少なくとも五千はまず借りられるでしょう。大半は機械化兵になるでしょうが、条件が合えば装甲車や移動式レーザー砲なども配備出来るでしょう。他にも有るには有るのですが、この地に被害を出しては本末転倒ですからな……この辺が妥当なところでしょう。他にも無人偵察機を海岸線に用意出来れば、より迅速な対応が出来るかと思いますぞ」
周囲の視線を放置してソートン大将に話し掛けるリュウと、問われる事がまるで当然だったかの様に応じるソートン大将。
ココアの指摘で自身でも事態がかなりマズい状況だと感じたリュウが、エルナダ軍の存在を忘れる訳が無いのだ。
ソートン大将もその時点で要請される事を想定しており、恩返しの機会が来た、と気を引き締めていたのである。
そんな不安など微塵も感じさせない二人の淡々としたやり取りを、ある者は納得した様に、ある者は感嘆した様子で、またある者は羨む様に見つめている。
感じ方はそれぞれ違えど、誰もが不安を飲み込んだ様だ。
「よし……皆さん。事態が事態ですので、敵の脅威に対し、こちらはエルナダ軍の圧倒的火力、という反則技で対抗しようと思います。なので俺は今から支援要請に行ってきます。皆さんは要請が受け入れられ次第、自国のエルナダ軍と協議して、万が一の事態に備えて貰う、と言う感じで今のところは構いませんか?」
「うむ、問題無い」
「リュウ、ソートン殿、よろしくお願いする」
ソートン大将の返答に満足するリュウが今後の方針に伺いを立てると、ジーグがしっかりと頷き、レント国王に同席していたレオン王子がリュウとソートン大将に小さく頭を下げ、皆もそれに倣った。
「では今日はここまでにするとしましょう。次回はリュウが吉報を持ち帰ってからという事でよろしいですかな?」
そうしてレント国王の言葉で会議はお開きとなり、リュウは皆をそれぞれの国に転移門で送り届けると、獣人達の引率を終えたミルクとアイスに事情を話して合流させ、ソートン大将を伴ってエルナダへと転移する。
余談であるが、招かれたビビ達の部屋に入ったところで呼び出されたミルクが、転移門を涙目で潜ったのは言うまでもない。




