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短編集

夢の世界

作者: 蔵餅

はい、蔵餅ですよ~

本当どの面下げて投稿してるんだって話ですよね・・・

まあ細かい話は活動報告にて行うのでここでは割愛させていただきます

さて、今回のテーマは「睡眠」となっているんですが・・・

睡眠と言えば夢ですよね

よく「今日夢見なかったな~」なんて言いますけど、実際には夢を忘れているだけらしいです

いや~、あれは人生の中でトップ3に入るぐらいの衝撃でしたよ(笑)

まあそこまで長く人生を過ごしてはいませんがね

さて、長いのもあれなので話はここまでにしておきましょう

それでは行ってらっしゃいませ、「夢」と「絶望」の世界へ・・・・

 1年目

 体に掛けていた毛布の重さがなくなったことが気がかりになって、俺は目を開いた。目を開くとそこには、何もなかった。ただそこに暗闇が広がっているばかりで、いつも見ていた部屋の天井が目に入ることはなかった。上半身を起こすと、遠くに白い地平線が見えた。

 ここはどこなのだろうか。

 なぜここに俺はいるのだろうか。

 疑問が俺の中でぐるぐると回る。

 しかし結局俺は考えるのをやめた。こんな状況を考えている方が頭がおかしくなりそうだった。また横になると、俺は目を瞑った・・・・・

 



 体感時間的に30分だろうか。眠かったはずなのに、眠れなかった。いつの間にか眠気もどこかに行ってしまった。また起き上がると、空に続く暗闇をにらんでみた。・・・・・馬鹿らしいな。立ち上がり軽く運動すると、さっき見えた地平線に向かって走り出した。陸上部に入っている身ではあるから、かなり体力はある。ノンストップで走り続けて大体十分ぐらいで、息切れして倒れ込んだ。床全体が白いせいか距離の感覚が狂ってしまう。相変わらず地平線は見え続けているから、まだまだ先は長そうだ。




 60年目

 いったいどれだけの時間がたっただろうか。この世界は昼夜の区別がないので時間感覚がマヒする。相変わらず眠くもないし、この世界では何も食べなくてもいいのか、空腹感も口渇感もなかった。

 ここに来た日からずっと一方向に向かって走り続けているが、相変わらず景色は変わらない。どうやらこの世界に端というものはないようだ。いや、もしかしたらこの世界は球体の形をしているのかもしれない。

 そして何よりも大きな事実が、俺は、死ねなかった。

 流石にこんな何もないところに閉じ込められて発狂しないわけがない。一度手をかみちぎって楽になろうかと思った。血は、手首から一滴も流れなかった。

 マジックかと思った。ただ、狂った俺はこんなことでへこたれなかったようで、今度は舌を嚙み切ろうとした。今だに俺の舌が口の中に残っているのはこの世界にある不思議パワーのおかげだろう。

 とどのつまり、この世界では死ねなかった。

 その後、何度も死のうとしたが全部無理だった。

 ・・・俺は何か悪いことしただろうか?

 俺自身は、まともな学校生活を過ごしてきたつもりだ。

 なぜ、俺はこんな目に合わないといけないのだろうか?

 心がズキリと痛んだ。それでも涙は、出なかった

 

 

 

 300年目

 今はもう、じっとしているだけだった。何年こうしていただろうか。最初ここに来た頃の記憶はもう薄れ、学校にいた親友の事も忘れてしまっていた。白い床が鏡のように俺の顔を映した。ああ、俺ってこんな顔してたんだな・・・


 


 10000000000年目

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 ふと仰向けになってみると、暗闇に包まれた天井は、光に包まれていた。いや、暗闇なんてあっただろうか。元から明るかったかも、な。

 意識が、ゆっくりと薄れていく。

 とっても、暖かかった。

 そして、世界は崩壊した・・・・・





 携帯のアラームが、俺の意識を覚醒させた。

「結局今日も夢見れなかったか(・・・・・・・・)・・・まあいいや。えっと今は・・・やっべ!遅刻する!」

 勢いよく布団をはねのけると、階段を下りて行った。

 




「つっかれたー」

 部活が終わり、家に帰ると俺はすぐさまベットに潜り込んだ。

 柔らかいシーツが俺を包み込むと、すぐさま夢の世界へとダイブした。





 「え!?ここ、どこだ?」

 そして、俺は見知らぬ世界へと飛ばされた。

 天井は暗闇に包まれ、地面が白い、謎の世界に・・・ 




 夢の世界は、終わらない・・・・・

はいそこ!

厨二くさいとか言わない!

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― 新着の感想 ―
[一言] 『5億年ボタン』のようなホラーっぽい話ですね。 ジャンルもホラーにしたほうが、興味を持って読む読者が増えるかもしれません。 もっと評価されていいのでは、と個人的には思いました。 面白かっ…
2017/01/09 01:02 退会済み
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