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序曲

閲覧ありがとうございます。

至らぬ点が多々あると思いますが、

少しでも多くの皆様に楽しいと思っていただけるような作品を目指していきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願い致します。

滑り止めで受かった大学。

世間的には有名でも、ブランド嗜好の両親にはとても受け入れてもらえる学校じゃない。

期待なんて持てるわけない。

「学費出してもらえるだけマシか…」

どんよりした気分で、私、栗谷日向の大学生活は幕を開けた。


高校生の頃、1年間オランダへ留学していた。

両親に程よく厄介払いされた、そんなところだ。

でもそのお陰で、オランダ語は自由に操れる。

大学もそれで入ったようなものだ。


ゴールデンウィークも明けて、大学にも少しずつ慣れてきた頃。

「レベル…低いなぁ……」

友人の田沼綾が呟いた。

読み漁っていたのは、大量のサークル勧誘のチラシ。

「飲みサー、多いもんね」

「んんん…てか男のレベルがさぁ…日向は?もうサークル決めた?」

「男のレベル、ねえ…」

もともとサバサバした性格のおかげで、男も友達だと思っている私としては、男を品定めする綾の心理は理解できない。

「うん、今日は見学行ってくる。じゃ、また次の講義でね」

チラシとにらめっこする綾を尻目に、私は、五月晴れの空の下に足を踏み出した。



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