登場人物の紹介
「天眼 風をみる」
主な登場人物、
主人公 「小笠原 長利」(おがさわら ながとし)
小笠原家16代当主 小笠原貞朝の四男坊、
人の心を読むことが出来、「弓」「馬術」に長け、
小笠原家一の名手である。
又、武士であるが、「戸隠流」忍術も会得している。
「お鈴」 (おりん) 龍気の娘お鈴、長利(主人公)と同じ「人の心」が読めてしまう
将来は「女医」となり、長政を助けていく。
「龍気」 (りゅうき) 戸隠流「忍者の里」の頭領。 「長利」を「お館さま」と慕い
「長利」の命により、あらゆる情報の収集に努める。
「お鈴」の父親でもある。
「小笠原 貞朝」(おがさわら さだとも)
主人公「長利」の父親。子に、長男「長高」次男「長棟」
三男「定政」 四男「長利」(主人公)が居る。
長男の「長高」よりも、次男の「長棟」をかわいがり、
家督を継がせる。
「小笠原 長高」(おがさわら ながたか)
「貞朝」の子。長男なれど、父(貞朝)との間に確執があり、
自ら家を出て行く。
「小笠原 長棟」(おがさわら ながむね)
「貞朝」の次男だが、家督を任される。
「はぐれ村の長末」(はぐれむらのながすえ)
不治の病(らい病)の「はぐれ村の長」
「長利」(主人公)が幼少の頃に世話になった人物。
「玄海和尚」(げんかいおしょう)
元は、戸隠流の忍者なれど、抜け忍となり、正覚寺の和尚
となる。 和尚と言っても、「無宗教」を貫き、自ら、
田んぼや畑を耕し、山に入り、獣を狩り、自給自足の生活をする。
「龍気」とは、古い付き合いである。