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プロローグ 赤字?黒字?
「領主様、今四半期の決算が出ました!」
「ああ、見せてくれないか?」
決算書には、▲で、120000ゴールドと書かれていた。
「え?」
見間違えじゃないよな?「▲」は、赤字を示す記号だ。ということは……。
国道1号線だけで、120000ゴールドの赤字だと……!
「誰だよ、この区間コンクリートで舗装したやつはあああああああああああ!」
「貴方です。領主様。あっ、あとその道路が通ってないところから道路建設の請願書が届いています。」
「どこだ?」
「南の、穀倉地帯から、施工距離は領都までの201km847m。周辺自治体からの支援金は、560000ゴールド23ブロンズです。」
落ち着け……。そうだ。国道一号線の赤字は国道一号線で回収すればいい。
「国道一号線を高規格化する。それに伴い、来四半期の予算で高規格化の法令策定と通行料金の徴収の広報をしておけ。」
「かしこまりました。夜道にはご注意を。」
――大赤字でも俺が進めている「広域交通体系の拡充における持続可能な交通網整備計画」がスタートしたのは少し前のこと……。




