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炭酸ソーダで地下大爆発。SDGsは「ちきゅう」轟音

 俺は、地球深部探査船「ちたま」号に雇われた

特殊能力を持つエージェントだ。

特殊能力と言っても、地面に手を当てて、

地中深くに炭酸ソーダ(二酸化炭素)を注入する事が

できるというかなり偏った能力だ。

見かけ上は、某錬金術のアニメのように手を合わせて

パンと鳴らし地面を爆発させる能力のようなものだ。


 今はちょうど2024年1月1日の能登半島に

来ている。ここで大規模な人工地震を俺の能力で起こす

事が今回の仕事だ。


 午後4時6分、なぜかこの46という時間に

人工地震はこだわって起こす事になっているらしい。


 能登半島に上陸した俺は、震源地となる場所へと向かう。


「パン」


 手を合わせて気合を入れ、地面に両手をつく。


「出でよ!!!、土なまず(土リヴァイアサン)!!!」


 P派がない人工地震のような波形と轟音と共に地面が揺れる。

 

 午後4時10分、本震と言われる大きな地震が起こる。


 テレビでは震度7の大地震だと喚かれているが、

実際は、震度5ぐらいだったらしい。

思ったより震度が出なかったのは、失敗か。

始めから震度7を知らせていたテレビ局では大騒ぎだが、

他のテレビ局ではわりと冷めた感じの報道だったらしい。


 ちなみに、この二酸化炭素を地中に注入して捨てる技術は、

SDGsのCCSは、Carbon Capture Storageの略で、

貯蔵とか言っているが、実際はこういう人工地震を起こすための

方便に使われている。


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