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夢が叶ったその続き

まさかの第2回。

ここになんか書くときは、小説がまるで書けなくてどうしようもなくなったどん詰まりということです。小説書けねえのに適当な文章は書けるあたり、いかに創作が特異なものかわかりますね。まじで書けなくて草。


なんで今書けないのかというあたりで考えると、まあはっきり言ってデビューしたのが原因かなと。なんやかんやそいやほいやあって先週の頭に初めての商業出版。いぇーいみたいな気分になることはほぼなく、ずっと頭がぐちゃぐちゃしてるわけです。

ばかでか不安の塊VSここからスタートだと叫ぶ熱血ソウルの大怪獣戦争。戦火に包まれた脳内からは平和なアイデアが霧散霧消。

というか、


それ以前に、わりと前から感じていた頭打ちみたいな感覚が顔を出してしまったというか。はっきりと自覚してしまったみたいな。

もっと面白い物を書けないだろうか。みたいなことをずっと考えてしまっている、というのが本当だと思います。

向上心とか野心とか、そういうのじゃなくてもっと根幹の部分で、面白い物を作りたい。自分にできる最高の物を作りたい。という意思があって、その執着にここまで引っ張られているわけで。


最近はずっと、レベルアップする方法について考えています。


もちろんコンスタントに作品を作る能力は大切だし、そうすることで得られる経験値、読者のみなさんからの支持があることは承知の上です。そういうのを承知の上で、だけど今必要なのはそれじゃないと判断したわけです。そんなに自分はまだ積み上げていないなと、感じるわけです。

僕は明日死ぬわけじゃないし、十年以内に死ぬつもりもない。たぶん、三十歳になっても創作をしていて、自分の才能があるとしたらそれが開くのはそれくらい未来のことだと思うから。成長のための停滞なら、喜んで受け容れたいと思うわけです。たとえそれが読んでいる人には伝わらない微々たるものでも、積み上げていきたい。


そう思うから、更新が止まったりします。たぶんこれからも。

力不足をずっと感じてきました。小説を書き始めたとき、自分の思い描く世界が、面白さが、キャラクターがまるで表現しきれなくて。賞を頂いたとき、自分にはそれだけの力量がないとわかってしまっていて。そのプレッシャーに潰されて。やっと本が出ても、考えるのは自分に足りないものや伸ばすべきところばかりで。

一生ずっと、こんな感じなんだと思います。


夢が叶ったところで、人生は終わってくれなくて。続きに待ち受けているのはいつもの現実さんで。こんにちはと挨拶代わりにタックルかましてくるような、皮肉に満ちた世の中で。

僕はどこまで進めるのでしょうか。わからないけど、わからないから頑張ってみたいです。


――と書き散らしていたら、だいぶ頭がまとまってきました。一週間ほど続いたスランプですが、無事終わりそうです。


それじゃまた、ゆるりと楽しんでいきましょうか。


本当に適当に書いているだけなので、誤字とかは多めに見てください……。

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― 新着の感想 ―
[一言] 『小説を書き始めたとき、自分の思い描く世界が、面白さが、キャラクターがまるで表現しきれなくて。』 とてもよくわかります。
[一言] おっと。こちらに書き込みがあったとは。 なんかこう、大学入試に合格して気が抜けてしまった感じ、とかそんなものがちょっとだけ近いのかも、とか。 でもほんと。大変なのはこれから。起業なんかでも…
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