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プロローグ
あの日、僕の人生は変わった。と言える日が僕には2日ある。
1日はドン底に突き落とされ、もう1日はただただ幸せな日だった。
彼女が生きていれば、僕は今、どんな風に生きていたのだろうか。
悲しむことなく生きていたのだろうか。
そんな事、誰にも分からない。つまり、僕にも。
でも、彼女のおかげで今の僕がいる。
それだけは確かだ。
僕は、感謝している。
でも、もし彼女にもう一度会うことが出来るのなら「ありがとう」じゃなくて「愛している」と言いたい。
これは、僕が体験した高校2年の夏休みの物語。