紹介≪詳解≫
僕は誰だい
君は誰だい
僕は君で
君は僕で
僕は常識的で
君は偽善者で
僕は否定されて
君に拒絶されて
改めて
今向かい合う
認めないのか
私は私として
生きたのに
君は私を
殺すと言うの?
今まで何度も
殺されていた癖に
君は私を
殺せるの?
認めるのか
僕は僕として
生きたけど
僕は君を
受け入れよう
今まで何度も
殺されたけど
君は僕を
受け入れてくれる?
僕は君が
大嫌いだけど
君を知らないと
始まらないんだ
私は君のことは
どうでもいい
君がそれを
望んだから
君は今日決意した
受容すると願った
世界を覆すと信じ
君が正しいと思った物に
君が間違いと思った物に
偽善だと偽悪だと思った者に
そもそも答えなんて
前から無いというのに
君は正しくもない
間違ってもない
正解は存在しない
だから君の行動理由に
意味はない
それでも君は
受け入れてしまうのかい?
世界と己に
向き合おうというのかい?
色移りする
淡い紫陽花
友好であり敵対であり有形であり無形であり残酷であり慈愛である、それがこの詩。
容認するかは、読者次第です。