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第五章〜暗闇の世界と光の扉〜

「どこだ、ここ……。」


太一は真っ暗な世界の底へゆっくりと沈んでいくのを感じた。


しばらくすると真っ暗な世界の底に着いた。足場まで真っ黒でこの世界がどこまで続いているのか全くわからない。



「真っ暗だ。何も見えないな。」



太一は真っ暗な世界を行くあてもなく歩き出した。しかし、いくら歩いても何も見えてこない。


しばらくして太一は足を止めた。足元からなにか気配を感じたからだ。太一は足元に目をやった。が、そこにはなにもなかった。



「気のせいか。」



すると太一が歩きだそうとした瞬間、何かが太一の足を掴んだ。



「うわぁ!」



太一はその場に倒れた。


「ってぇ。なんだ!?」



太一は再度足の方に目をやった。すると、姿は見えないが確かに何かがいるのを感じた。



「なにか、いるのか?」


確かにそこには何かがいる。しかし暗くて何も見えない。しかもだんだんと気配が強くなっている。



「う、うわぁ!」



太一は怖くなって逃げるように走り出した。走っても走っても背後に感じる気配は消えない。



「なんなんだ!?いったい!」


すると遠くのほうに光が見えた。太一はそこに向かって全速力で走った。光のあった場所に着くと、そこにはもの凄く大きな扉があった。とてもじゃないが一人では開けそうもない。



「開け!開いてくれ!!!」


太一は扉を叩いて叫んだ。すると、太一は背後に大きな殺気を感じた。とうとう追いついてきたのだ。



「頼む、開いてくれぇ!!!」



するとその大きな扉がかすかに開いた。それでも太一がくぐるには十分だった。太一はそのかすかな隙間に飛び込んだ。

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