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4月8日1
山辺君の憂鬱
フロンティア学園1年星組における、非常に重要でもないキャラクター
それが山辺。
彼は自己紹介にて、エビちゃんに恋い焦がれてしまった、ただの男である。
「北見さんと言うんですか?はじめまして。山辺と言います」
自称紳士らしく、とても良い言葉使いをしている男。
それが山辺。
「何?サインならお断りだよ」
何を勘違いしたのか、このエビっ子は色紙を取り出して、何故か山辺にサインをしてあげているのである。
コレは山辺的に人生のベスト6に入る出来事だ。
もうこの世に思い残す事もない。
今までみんなありがとう。
そんな言葉が頭をよぎり、サインを受け取った。
「はい、五千円」
入学初日にして、好きな人が出来て、好きな人にサインを貰って
いや、サインを買わされた男。
それが山辺。
「エビちゃんさ、流石にお金は不味いだろ。彼はオレらの同級生だぜ?」
「私の人生計画に狂いはないんだよ。
彼が私に年貢を納めるのは、もはや私の人生の一部なんです」
何を言っているのか全く分からないが、
ヒガシは悟ってしまった。この男、生涯のライバルになると。
第一章【運命の二人編】完




