新学期1
ここは、ごくありふれた農村に違和感があるぐらい大きな「フロンティア学園」と呼ばれる学園である。
基本モットーは、【とりあえず今日1日を生きる】である。
これは比較的、大真面目なモットーである。
学園と学校の違いは?と問われれば
言葉の響きが違うと答えるぐらい大真面目である。
さて、いい加減気が付いている頃だろうが、ソレはやはり口には出さないようにご協力願う所である。
結構こちらも恥ずかしいモノなのである。
フロンティア学園とは
これといって受験をすることなく、金の力があればスマートに入学できる学園である。
そんなわけで、受験戦争には反対のスタンスを貫いているとか、いないとか。
そういう自由すぎる校風から、入学希望者が殺到すると思っているのは運営側だけで
実際はありふれた農村らしい規模の生徒数を確保するに過ぎなかった。
1学年1000人弱の総計782名の生徒数を誇る、小規模学園である。
細かい所には目を付けないのがモットーで、モットーである。
もっとも、クラス分けについては、一応行われている受験での結果に応じて
阿弥陀クジを使って決められているらしい。
各組の名称の一部が某宝塚を連想させるネーミングになっており
それが学園長がファンだからという、そういう理由ではなく
ABCや数字だと優劣がついているようで、なんかアレだろうという配慮という事になっているが
実際の所は【雑草組】とか【泥組】など、明らかに差別化が進んでいるだろうネーミングも存在していた。
そんなこんなで、この話のメインとなるクラスは
1年【星組】という比較的マシだろうと思われるネーミングとなっている。
多分、マシだろうと思われるネーミングとなっている。
この話は唯一の主人公である花形剣。つまり「はながたつるぎ」。別名「つるぎ」が入学するところから始まっていく。
特待生である花形は星組でも初日からその存在感を見せつける事になる。
ごくありふれた金髪で、ほぼ坊主頭の花形は嫌でも注目を浴びる事になる。
そう、入学後のイベントと言えば各自の自己紹介である。
身長も2mはあるかないか、多分ないぐらいの大きさな為
席を立つとその存在はより極まっていた。
「・・・っす」
存在感のある小さな声での自己紹介が終わる。
花形は見た目と正反対でとってもシャイな男で、やっぱりそれなりの大きさだった。
「・・・っす」
何故か2回自己紹介をする花形であった。




