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0.開幕

舞台の幕があがり、照明が私の全身を包み込む。あぁ、温かい。いや、少し暑いくらいだ。瞼を開ければ目の前に広がる肉塊…肉塊は失礼か?まぁいい。

これから何が始まるのか理解していない子供。穢れ始めている子供。既に穢れきってしまった子供…そして、穢れがこびりついている大人。あぁ、笑みがこぼれてしまう。

「大変長らくお待たせ致しました。これより、私、ダチュラ主催のオークションを開催致します。」

やはり人間は愚かだ。

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