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評価

いつもご拝読いただき大感謝ですm(_ _)m

キキが呆然と立ち尽くしていた時、母イザベラは思いついたように言葉を発した。

「あなた古代ドワルフ語が話せるのね! この世界に2%と満たない数の人種が扱えるという古代ドワルフの言葉を!?」

何のことだかさっぱりなキキは鼻をほじくっていた。


そこにエルキが横から入ってきて

「あんた、将来宮殿に仕えるといいよ。ここまで古代語を堪能に使えて凄まじいエナジーを持ち合わせているヤツはそうそういないしもったいないよ!」

姐さんがそう言うならと鼻の下を伸ばしながら姐さんに近寄るキキ。

「させないよ!」

変態行動が筒抜けだったようだ。


遠目で見ていた先程の子どもたちも心を入れ替えてか「やるじゃん!」「スゲェじゃん!」と高評価の嵐だった。


「畑のカカシもなおったことだし、今回ばかりは大目に見るけど、次やったらただじゃ置かないからね!」

タダじゃ終わらせてくれないエルキだが、肝の座ってるキキはそんなことじゃびくともしなかった。


『そろそろリアル時間じゃ夕方か夜だろうな。ガクもログアウトしているみたいだし、俺もここいらでおいとましますか。』

そう心で思ったキキは、ログアウトの方法である寝れる場所での深い就寝を行う為に、イザベラに「そろそろ眠い」と伝えると、「そうだね、お昼寝の時間だね」と返ってきてエルキたちを後にテントに戻ってベッドインした。


「あなた、この子ったらこの歳で古代ドワルフ語を話せるようになったわよ」

感動して少し涙目になるイザベラ。


「なんだと!? そろそろ修行をつけないといけないな…」

そう言って、優しい目になる父ドワだった。



「ふわぁああーーふぅー」

大きなあくびの後、深い溜め息をしながらドアから出てくるキキ。

あながち、この生活も悪くないと思い始めて、むしろ俺ツエー環境過ぎて申し訳無さを感じるほどだった。


するとその時を見計らったかのようにキキのスマホが鳴った。

すぐさま電話に出るキキ。

「もしもし。イツキか? さっきも言ったけどあのシャーマンの詳細がわかりそうだぞ」

ガクがそう投げかけてくると、キキは

「まだそんな過去の話してるのか? 今を生きろよ今を」

余裕綽々で痛々しいくらいだった。


「まぁ聞けよ。あのシャーマンはどうやらラウ=ボノスという人物に命じられてお前を召喚したらしい」

聞き慣れない単語がまた増えたキキ。

「そのラウってのはどうやらクリエイションルームでの事件にも関わってる気がしてならない」

物々しい勢いで語るガクにキキが一言言い放った。


「前のエラーはたまたま起きた偶然の事故だよ。そんなに深く気にする必要はないよ、ガク」

「えっ?」

あんな災難が自分の身に降り掛かったにも拘らず、キキがあまりにも楽天的すぎて拍子抜けするガク。

「お前がそうなら俺は俺で調査しとくからそのまま異世界ライフを楽しんでくれ」

そうガクが言うと、今を生きるキキは通話を終えて、今日の夕飯を買いに近くのスーパーまで歩いていった。

徒歩圏内でコンビニもスーパーもあるだなんてどれだけ恵まれているのだろうと、改めて思うキキ。

そもそもあの時、なぜ婆ちゃんは俺にチケットをくれたんだろう。

そして、なぜいなくなったんだろう。

お陰で幻奏世界こと異世界ライフを楽しめてるのだから良しとするか。

その時は、それほど気にもとめてなかったことが後々あんな事になるだなんて、このときのキキには知る由もなかった。


一方、クリエイションルームにて

「あの駒、いや坊やは順調に異常になってるようだねぇ」

そして例のアナウンス声が

『はい。もう暫くすれば……の器に到達するかと』

聞き取りづらいエラー音がその時クリエイションルームに疾走った。

「フフ、楽しみねぇ…」

今晩も意味深な声がこだまする、ここクリエイションルームだった。

そろそろ構想が出来てきたような出来てないような気がします。

その場その場で展開を考える質なので矛盾点などがあったら指摘してくださると助かります\(^o^)/


今日もコンポタ美味しいと思う某でしたw

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