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誘惑

今回もご拝読いただきありがとうございますm(_ _)m

翌日、昼前切り替えだけは早いキキは大あくびの後、つい先程スマホの着信履歴にあったガクに電話した。

「おそよぉ~う」

目を擦りながら口をむにゃむにゃと。


「おそようじゃねーよw 今からあの異世界に行くつもりだけど、これ俺んちでも入れるのか?」

早く異世界に行きたくてウズウズしているガクはツッコミどころではなかった。


「チケットはないのか?」

そう言われればガクがチケットを貰った描写が一度としてなかったのでこの辺気になる問題だった。


「それならぁ、ん~(服を探す)あ、あったーー」

いつの間に入ってたか分からなチケットに驚きを隠せないガク。


「それ持って外に出て行きたい心持ちで玄関のドア開けば行けるよ、多分」

眉唾情報を伝えるキキに、ガクはふぅ~ん5とだけ答えて「じゃ、また」とだけ伝えて切った。


チケットの文面を確認し、第二期クリエイションへ戻れると気づいたキキは嬉々としてベッドを飛び上がり、支度を済ませると外へ出てもう一度ドアの方を向いて異世界への心持ちを整えた。


「今度こそ待ってろよ、異世界!」

ガチャーー


ドアを開けると、やはり第二期クリエイションルームが待ち望んでいた。

「今度こそ大丈夫なんだろうな?」

運営のような媒体に質問を投げかけると


「先日はご迷惑をおかけしました。第二期クリエイションの準備が整っています。どうぞーー」

そういって、またCGのモデル画像といくつもの選択肢が発現した。


「髪は短めで…、目はキリッとね。耳は福耳がいいよな。上半身はこれくらいで、マッチョにしとこうか。下半身は太ももがっちりめと」

その他諸々の情報を入力後、人種を興味本位でドワーフとエルフのハーフ、ドワルフにして顔に傷とかも入れたりしてしっかりキャラクリした後、名前を入力する画面に移動した。

もちろん名前はあの名前にした。

今回はエラー落ちせずに完了することが出来た。


「素敵な幻奏生活を送ってくださいね、それでは!」

いつもの声がそう言うと、今度は真っ白にフェードアウトし、ログアウトの説明方法を()()説明してくれた。

そして眠るように目が覚めると、身長は明らかに小さくなっていた。

「キキ、起きた?」

すると、ドワルフの設定通り、身体はドワーフ、頭脳はエルフのいいとこ取りになっているはずだった。

しかし、家にある鏡を見て愕然とした。


『え、私の身体、エルフなんだけど?』


そして悪夢が蘇った。

母親エルフに近寄ろうとしたその瞬間、キキは母エルフの胸にくっつきだして

頭を擦り付けだしたのである。


「またお前は性懲りもない事をしているのか!!」

誰かと思えば父ドワだった。

またということは、普段からそういう事をしているのだろう。

ふふふ、キモいw 私ww

内心、異常心に満たされた自分を許してくれる環境が初めてなので、好きなだけ母ちゃんのおっぱいに埋もれていたのであった。


「今回は大丈夫かも!」

そう安堵したキキの気持ちに、将来の可能性を感じた。

変態要素強めですみません><

SAN値異常といえばこういう要素かなという安直な考えでした。

もっといい案件が感想にあれば、採用したいですw

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