解説
だんだんタイトルつけるの難しくなってきましたw
本日もご拝読ありがとうございますですm(_ _)m
2025/02/20
すみません
体調不良のため本日は療養します
明日には復帰できたらいいな(・・;)
平地の分岐路の地べたに座り込むキキ、ルドルフたち、ガクとレン。
「さぁ、説明してもらおうか、ガク」
小柄ながらドッシリ構えるキキ。
後ろに見えるルドルフも同じ気持ちなようだ。さすが親子。
「まず、あのクリエイションの後、俺は人間を選んだ。その後、エルダー城下町にいる一人の道化師の青年に身を宿すことに成功したんだ。シャーマンに集落を襲われる前からイツキとの念波の意思疎通でお前がドワルフの集落に転生したと把握した。そして、レンさんがアルファルスから続く道にある集落が狙われてると聞き、その念波先を調べるとちょうど合致したんだ。イツキの身が危ないと思い、事が一刻を争うので交流所に行き、強そうな仲間を連れてレンさんと俺の融合魔法、道化の傀儡と言う術で四人全員を城の近衛兵に変身してさっきのシャーマンたちにヒト泡吹かせてやったってわけだ」
長い語りを聞いていて、タダでさえSAN値の低いキキはボーッとしていた。
「要するにだ。お前を救いに来たって事だ。そちらにいる英傑様や他のドワーフさんやエルフさんも含めてな」
なるほどっと手のひらを軽く叩くキキ。
そこにルドルフが入ってきた。
「でもよぅ、俺達やキキはどうするつもりなんでぃ?」
それもそうだ。何も解決していない。
「ご安心ください。イツキはこう見えて昔なじみなのでよく知ってます。まだ子どもですけどね笑 なので私とキキと彼女、レンさんは同行することにします。今までキキを丁寧にご育ていただきありがとうございます」
意味深な言い返しをしたが、ルドルフには何のことやらサッパリだった。
それもそうだ。実年齢はキャラ年齢を遥かに凌駕しているから。
だがルドルフも少し納得はしていた。この歳で破廉恥な行動をイザベラにしていた点については不可思議なところがあったからである。
とはいってもアレはSAN値の問題ではあるのだが、そんな設定この世界の住人には知ったこっちゃないのである。
「今までありがとう、お父さん。この人は本当に信用のおける人なんだ。だから安心して」
キキからその言葉を聞いて心の底から安心するルドルフだった。
「ルドルフ氏や他のドワーフ、エルフ、ドワルフたちには、新しく我々が作った集落があるのでそちらでお暮らしください。レンさんの結界もあるので襲われることもないと思われます」
それを聞いて不安がっていたドワーフやエルフ、ドワルフたちも喜びに満ちた表情をしていた。
子どもたちにいたっては大喜びで飛び跳ねているくらいだ。
「新しい集落はエルダー城下町から南西にある山の麓にあります。お気をつけて」
それを聞いて足取り軽く山麓へ向かう一行たちだった。
「達者で暮らせよ、キキ」
「お父さんも!」
そういうとルドルフも一行について行った。
ルドルフも無事だし、今後はガクとレンと同行できるとなり、胸がウキウキするキキだった。
「で、これからどうするんだ?」
鼻ほじりながらキキ。
レンは複雑な顔をしていた。
「とりあえず、交流所にいるであろうアレスとルーナさんに会いに行こう。これからの旅には彼らが必要だ」
と、提案をしたガクだったが、幻奏世界の暮らしが長いレンはここで
「そろそろ宿場でログアウトしない? 幻奏世界での体力はあっても、リアルの体力が尽きたら強制ログアウトされるわよ。私経験したことあるから分かるの」
そう言われると長い事ログアウトしてなかったなと気づき、一行は城下町の宿場へ向かった。
キキにとって、初めての城下町。
様々な人種、様々な模様の人達が行き交っていた。
ドワルフである自分があまり目立たないくらいに。
非常に華やかかと思えば、暗い路地も見えて、かと思えば広場では風船を渡すピエロがいたり賑やかだった。
「あのピエロの代役が俺なんだ。あ~、明日も(ピエロの)バイト入ってるんだったぁ~(T_T)」
顔を上向きにし手で顔をおおうと少し悔しそうになりながら半笑いになるガク。
というより、正直天職なんじゃないかと思うキキだった。
「こっちが宿屋よ」
レンが通り過ぎかけたガクとキキを引っ張り、気づかせてココと指さした。
「ーーお、っと、そうだったそうだった」
ガクが気づくと一行は宿屋に入り、先払いの会計をガクが済まして、さっさと三人部屋に入り休息に入った。
「またリアルでも話があるからよろしくな」
最後にそう言い残したガクはまだ明るい部屋のカーテンを閉め、皆は眠りについた。
最近、お茶の濃い味のヤツにハマってて、これ飲んだらダイエットできるかなとか甘いこと考えてたりします。
その前に甘いものを断ち切りなさい、俺!!