委譲
はじめましての方ははじめまして^ー^
なんか久しぶりに小説をなろう系で書いてみたいと思ったので、ちょっくら綴ってみました。
酷いものだったらすみません><
令和になって漸く数年経とうという年月が過ぎたある日、私はコンビニによるためにキョロ充になりながら信号をわたりかけると横断歩道で困っているおばあさんがいたので物腰柔らかくゆっくりと渡るのを手伝ってあげた。
「ありがとう」
そういうとあるチケットを渡してくれた。
「なんですか、これ?」
私は不意にもらったそのチケットの文字をよく見ると、そこには
ようこそ、幻奏世界へ!
と書かれていた。
よく意味がわからないので返そうとしたらすでにおばあちゃんの姿はなかった。
どんなターボばあちゃんなんだよと心のなかで一人突っ込みながらチケットを財布にしまい込んでいつものように買い物を済ませ、帰路についた。
そして、家のドア前に着き部屋に入ろうとしたその瞬間、向こう側に
『どう割り振りますか?』
と言う声とメッセージがあった。
下からRPGのステータスの振分のような表示がある石板に数列があった。
状況が把握しきれていない私はとりあえず、外へ戻ろうとしたが
『エラーが発生しました。どう割り振りますか?』
となり、とりあえずいつもRPG慣れしている自分の解釈で
「こういうのは最初は適当に、力と幸運に全振りだよな?」
と独り言も交えながらSTRに50割り振り、そしてラックに全振りし、完了のボタンを押そうとした瞬間
『クリエイションルーム脱出のランダムペナルティが加算されました。ラック値は全てマイナスSAN値化されます』
TRPGに詳しくなく、いまいちSAN値の意味がわかってなかった私はそのまま完了のボタンを押す。
『キャラクターイマジネーションが終了しました。第二期クリエイションに移行しますか?』
と出て、はいといいえの選択肢が出てきた。
とりあえずコンビニから持ってきた荷物を置いておきたいと思った私は一度部屋に戻るためいいえを選択した。
すると先程ドアのあったところに、またドアが出現し、今度は現実世界のような場所へ戻ることができた。その時、『ようこそ、幻奏世界へ!』と書かれたチケットは文面だけ消失し、『EC3:ペナルティの方へ』と置き換えられていたが、そのことに私は一切気づいてなかった。
ご拝読いただき感謝です。