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Lost in Order  作者: はりまる
20/22

20話

都が見えてきた。


あれから襲撃者が来る様子はなかった。


間者は死んだうちの中の人間だったのだろうか。


都に入ればこの護衛も終了だ。


やっと安心できる。


そう思ったのも束の間。


襲撃者が現れる。


手負いの者が一名、おそらく逃げていった者だろう。


人数は8人…。


「あと少しだと言うのに…残念だ」


そういう王子の顔は少し笑っていた。



なぜ思いつかなかったのだろうか。


依頼人側が間者だと思わなかったのか…。


「何故、王族を裏切った…」


「裏切った…?最初に裏切ったのはお前ら王族だろう」


相手は親衛隊の人…。


流石に勝てる気がしない。だからと言って依頼を放り出すわけにはいかない。


逃げてほしい。


今すぐ都まで。


もしかしたらを考えたくはないが…都にも追手…共犯者がいることがあることもしれないが…。


こちらは親衛隊の一人と冒険者が3人…。


そして戦力になるかわからない王子が一人…。


勝てる見込みは無さそうだ。


敗走気味にはなってくるだろうが、一点突破で道を作る。


戦死することは決まっているわけではないだろうが…。


都に入った時には王子と親衛隊の一人、自分しか残らなかった。


残り二人は帰らぬ人となってしまっただろう。


都にあるギルドに駆け込む。


事の顛末を受付に話したら血相を変えて後に下がっていった。



「申し訳ございませんでした」


深々と謝罪を受けても、亡くなってしまったことには変わりない…。


王子は上の人と話をしているみたいだ。


報酬を受け取っても、元の街に戻れるか心配でならない…。


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